2020年 9月 29日 (火)

「危険ドラッグ」原料のほとんどは中国から密輸 NHK特集に闇の流通握る中国の女が登場

創業100年以上、大正製薬こだわりの品質。乳酸菌が入ったごぼう茶でいきいきとした毎日を。

「ポルシェを買って」「別荘買って」と要求

   通称で「リン」と呼ばれている中国の女で、ほとんどの荷物に同じ名前があった。この女については、マトリと呼ばれる厚労省の麻薬取締部でも、国際取引に関わる重要人物としてマークしていた。

   そして、NHKの取材班は、リンが関わる化学メーカーの拠点が中国の北部にあることを突き止めた。繁華街の高級ナイトクラブで行われている原料の商談にも、潜入することに成功した。

   そこでは、中国の化学メーカー幹部と日本の業者らが密会しており、日本語のできるリンが商談を取り仕切っていた。規制をすり抜ける化学物質の話し合いが行われた後、最後はお金の話で盛り上がった。

「ポルシェを買ってもらいたい」「別荘買ってほしい」

   リンがこう関係者に求めると、この関係者は、1億8000万円の別荘でも、ひと月でそのくらい稼げると豪語していた。

   NHKがリンに直接取材し、日本で深刻な被害が相次ぐ現状を伝えると、リンはこう反論したという。

「この仕事は、すでに産業として成り立っている。これで皆が豊かになった。私たちは、合法なものしか作っていない」

   厚労省研究班の推計によると、危険ドラッグの使用者は日本で40万人いるとされ、わずか数年で覚せい剤に匹敵する規模にまで広がった。その背景に、原料の最大の供給源になっている中国の化学メーカーがあるわけだ。

   摘発強化で販売業者の数は激減したものの、水面下で販売が続けられている模様だ。新しい化合物が出るたびに、毒性が強くなっているといい、14年はすでに前年の10倍以上に当たる100人超の死亡者が出ている。

   放送内容などについてさらに聞こうと、NHKが密着取材した厚労省関東信越厚生局の麻薬取締部に聞くと、「NHKの独自取材ですので、こちらでは承知しておらず、コメントのしようがないです。中国のことについても、警視庁が密輸で摘発したのが数件と少ないので、お話できるほどのものはありません」と答えた。

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