2018年 12月 11日 (火)

中国歴史小説の第1人者 陳舜臣さん死去

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   中国の歴史小説で知られる作家の陳舜臣さんが2015年1月21日、老衰のため神戸市内の病院で亡くなった。90歳だった。

   台湾出身の貿易商の次男として神戸市中央区に生まれた。大阪外国語学校(現・大阪外国語大)を卒業後、同校の助手や家業の手伝いなどを務め、戦後は一時、台湾に住んでいた。1961年に推理小説「枯草の根」で江戸川乱歩賞を受賞し、ミステリー作家として文壇デビューを果たす。

   67年「阿片戦争」から歴史作家として頭角を現し、「青玉獅子香炉」で直木賞を受賞。中国の歴史小説の第1人者として活躍した。90年には日本国籍を取得した。

   大阪外語では司馬遼太郎の1年先輩。幼少時から中国語に親しんでいたこともあり、中国関係は歴史書だけでなく通俗本まで幅広く読み込んでいた。大阪外語ではヒンディー語やペルシャ語を専攻、のちに「ルバイヤート」の翻訳も出している。中国だけにとどまらないアジア全域についての膨大な知識は他の日本人作家の追随を許さないもので、NHK大河ドラマの原作にもなった「琉球の嵐」など多数の歴史小説に結実した。気さくで温厚な人柄だったこともあり、編集者や文化記者らにもファンが多かった。

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