2019年 9月 23日 (月)

「安倍首相に『日本が侵略した』と言ってほしい」 戦後70年談話有識者懇談会・北岡氏発言が波紋

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   戦後70年談話に関する有識者懇談会のメンバーの北岡伸一・国際大学学長のシンポジウムでの発言が反響を呼んでいる。発言は「安倍首相に『日本は侵略した』と言ってほしい」というもの。

   安倍首相はこれまでの国会答弁で「侵略や植民地支配を否定したことは一度もない」と繰り返してきたが、さらに一歩踏み込むように求めた形だ。

「謝罪が中心に来るかどうか」が論点になっていることに違和感

北岡伸一・国際大学学長の発言が反響を呼びそうだ(2014年12月撮影)
北岡伸一・国際大学学長の発言が反響を呼びそうだ(2014年12月撮影)

   北岡氏は、憲法解釈の変更で集団的自衛権の行使容認を提言した、いわゆる安保法制懇で座長代理を務めたのに続いて、戦後70年談話に関する有識者会議「21世紀構想懇談会」(座長・西室泰三日本郵政社長)でも座長代理を務めている。

   懇談会のメンバーは全部で16人。北岡氏のような国際政治の専門家に加えて、小島順彦・三菱商事会長のような経済人、山田孝男・毎日新聞政治部特別編集委員や飯塚恵子・読売新聞アメリカ総局長といったメディア関係者も名を連ねている。政府は懇談会の検討結果を参考にしながら、70年談話を「15年夏をめど」に出す予定だ。

   北岡氏の発言は、2015年3月9日に上智大学で開かれた国際シンポジウム「戦略的広報外交を考える」の中で出た。北岡氏は70年談話について、「謝罪が中心に来るかどうか」を論点に据えているメディアがあることに違和感を表明。その上で、

「日本は侵略戦争をした。とてもひどいことをしたのは明らか」

だとして、

「日本の歴史研究者に聞けば、99%は(侵略戦争をしたと)言うと思う」

と述べた。北岡氏は、安倍首相が「侵略していない」とは言っていないことを指摘した上で、この発言となった。

「安倍さんに『日本は侵略した』と言ってほしい」(朝日新聞)
「安倍首相に『日本は侵略した』とぜひ言わせたい」(共同通信)
「安倍首相に『日本が侵略した』と言ってほしい」(産経新聞)
「安倍首相に『日本は侵略した』と言ってほしい」(日経新聞)

   このように、各紙で細かい言葉遣いは違っているが大筋、同じ内容だ。なお、このシンポジウムは日経新聞などが主催した。

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