「相手が『もういいでしょう』と言うまで謝るしかない」 村上春樹氏「歴史認識」に百田氏噛みつく

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   作家の村上春樹氏(66)のインタビューに、作家の百田尚樹氏(59)がかみついた。村上氏は歴史認識について「ちゃんと謝ることが大切」だと述べ、相手国が納得するまで謝罪することが必要だとしたが、百田氏は「小説家なら、相手が『もういい』と言う人間かどうか、見抜けそうなもんだが...」と、謝罪には否定的だ。

   「そんなこと言うてもノーベル賞はもらわれへんと思うよ」ともツイートし、謝罪アピールが村上氏の国際的評価を高めるわけではないとも指摘したが、この指摘には反発も強かったようだ。

  • 村上春樹氏の持論に異論が出ている(写真は2014年11月にドイツで行われた文学賞の授賞式で。picture alliance/アフロ)
    村上春樹氏の持論に異論が出ている(写真は2014年11月にドイツで行われた文学賞の授賞式で。picture alliance/アフロ)

話題は地下鉄サリン事件、原発事故など多岐にわたる

   村上氏のインタビューは「時代と歴史と物語と」と題して共同通信が配信。4500字を超える長文インタビューだ。紙面掲載日は加盟社によってまちまちで、東京新聞では4月17日、西日本新聞では4月19日に掲載された。

   話題は1995年の地下鉄サリン事件や2011年の東京電力福島第1原発事故など多岐にわたる。歴史問題をめぐっては、中国や韓国が力を増した結果として

「相対的に力が低下してきた日本には自信喪失みたいなものがあって、なかなかそういう展開を率直に受け入れることができない」

と指摘。中国経済や軍事バランスが今後どう変動するかは「わかりません」と断った上で、歴史問題について持論を述べた。

「ただ歴史認識の問題はすごく大事なことで、ちゃんと謝ることが大切だと僕は思う。相手国が『すっきりしたわけじゃないけれど、それだけ謝ってくれたから、わかりました、もういいでしょう』と言うまで謝るしかないんじゃないかな。謝ることは恥ずかしいことではありません。細かい事実はともかく、他国に侵略したという大筋は事実なんだから」
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