2019年 12月 11日 (水)

「韓国で日本ブーム」本当なのか 専門家は「それはそれ、これはこれ精神」指摘

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「反日」という言葉では見えないものがある

   実際に今、「日本ブーム」は起きているのだろうか。新潟県立大学大学院の国際地域学研究科教授で、『韓国化する日本、日本化する韓国』(講談社)を上梓した浅羽祐樹さんは、「今に始まった話でなく、ここ10年くらい常に日本のコンテンツはブームになっています」と話す。

   ベストセラー20位のうち5冊ほどは必ず日本の書籍がランクイン、ビールもラーメンも日常生活の中に浸透しているという。ビジネス書も、日本でベストセラーになったものはすぐに翻訳出版されるそうだ。

   ブームを支えているのは「それはそれ、これはこれ」という是々非々の精神だ。「確かに韓国政府はそうした峻別ができていない時もありますが、国民レベルでは違います」とし、「ある国家間に政治的な対立があるということと、両国民がお互いの国のコンテンツを受け入れることは、何の矛盾もなく両立し得ます」と分析した。是々非々の精神は貿易に強く依存する韓国経済の現状を反映したもので、世界市場や第3者の動きを意識するため、自然そうした態度が養われるのだという。

   そして、「『反日』という言葉で何もかもを一緒くたにしてしまいがちな日本人と違い、韓国人はずっと冷静に見ています」と指摘した。

   こうしたコンテンツの人気にからめ、浅羽さんは、日本と韓国は協力しあえるはずだとも話す。「少子高齢化など両国に共通する問題は多いです。足りないところを貶しあうよりは、お互い協力して問題解決の道を探った方が良い」としている。

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