政権批判や原発問題を取り上げるアイドルグループ「制服向上委員会」のメンバーが、爆笑問題の太田光さんにかみついた。活動について「痛々しい」と言われたことに反発し、ツイッターで「太田光さんの方が痛々しく見えます」と言い放ったのだ。「安倍さんにゴマをすってる太田光さんの方が痛々しく見えます」発端は制服向上委員会が2015年6月13日、神奈川県大和市などが後援するイベントで「自民党を倒しましょう」などと政権や安倍晋三首相を批判する歌を歌ったことだ。新聞やワイドショーで大きく取り上げられ、6月30日の「爆笑問題カーボーイ」(TBSラジオ)で、爆笑問題の2人もネタにした。田中裕二さんは、「あの子たちが(自分たちから)やったんじゃないでしょ。あんな詩を書く訳ない」「歌っている映像を見たら生気がなかったよ。歌いたそうな感じじゃなかった」とコメント。太田さんも「さすがにちょっと痛々しいよね」「やらされてるんだろうなあ、かわいそうだよね」と同情するように話した。これに制服向上委員会のスタッフが反発。7月2日ツイッターで、「これだけ安倍さんに擦り寄ってたら、痛々しいというしかないよね」と、太田さんが4月の「桜を見る会」で安倍首相とにこやかに会話する写真をつけて投稿。これを受け、メンバーの齋藤優里彩さん(18)は7月4日、「私からすると安倍さんにゴマをすってる太田光さんの方が痛々しく見えます」とツイート。かつて太田さんがラジオで安倍首相を「バカ」と連呼していたことを皮肉った。齋藤さんの妹の乃愛さん(15)は「メンバーは全員、自分の意志で活動しているんですよ」とツイート。「やらされてる」という見方を否定した。ファンは「よく言った!」と言うが・・・彼女たちの一連のツイートは、スタッフが「それなっ。よく言った!」と持ち上げたほか、「素晴らしい!よく言った!」「媚びずに正しいことを貫く皆さんの勇気が素晴らしい」「大人になり真実を見る力ついたんですね」とファンからの応援メッセージが多数寄せられた。一方、これまで制服向上委員会が政治的発言を繰り返し、物議をかもしてきたことから、「お互い痛々しいよ」「部外者から見たら、どっちも同類です」という声も少なくない。