2024年 4月 27日 (土)

「葬式パフォーマンス」、山本太郎議員があっさり謝罪 支持者からも「簡単にあやまるな」「裏切りでは」の批判

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   参院本会議に「喪服姿」で出席するなどして物議を醸した山本太郎参院議員(生活の党と山本太郎となかまたち共同代表)に対し、2015年9月25日、山崎正昭参院議長が厳重注意を行った。これを受け、山本氏は謝罪の言葉を述べた。

   山本氏がとった行動を巡っては、インターネット上で議論が巻き起こっていた。「幼稚なパフォーマンス」「中身がない」など厳しい意見と同時に「素晴らしい」「支持する」という意見も上がっていたが、今回あっさり謝罪してしまったことで双方から戸惑いの声が聞こえてくる。

  • 数珠を持ち手を合わせる喪服姿の山本太郎議員(写真:ロイター/アフロ)
    数珠を持ち手を合わせる喪服姿の山本太郎議員(写真:ロイター/アフロ)
  • 数珠を持ち手を合わせる喪服姿の山本太郎議員(写真:ロイター/アフロ)

「そこはつっぱらないのね」「頼むから簡単に陳謝するなよ」

   山本氏は、安全保障関連法案の採決をめぐる18日の参院本会議に喪服姿で出席。安倍晋三首相に対する問責決議案の投票時には、数珠を手に焼香したり、手を合わせたりするしぐさをみせた。

   複数報道によると、山崎議長は25日、山本氏を議長室に呼んでこうした行為を「品位を欠く行為だ」などと批判し、次に同じような行為があれば議員バッジを外すことになる可能性も示唆したという。これを受け、山本氏は「民主主義の破壊に対する自分なりの表現だったが、正しい振る舞いではなかった」などと陳謝したという。

   18日の本会議後には、山本氏に対する賛否の声がネット上に数多く寄せられていた。ほどなくして署名サイト上では、山本氏を除名処分にすべきだとするキャンペーンがスタート。すると今度は、これに抗議するキャンペーンも始まり、共に2万筆以上を集めるほど盛り上がりをみせていた。

   それだけに、議長による厳重注意と山本氏の謝罪が報じられると、

「あら、そこはつっぱらないのね。ハンパだなぁ」
「いつも謝っちゃうんだもの。軽率な人としか思われませんわ」

といった呆れ交じりの声が相次いだ。

   支持していたと思しき人からも「謝罪せず貫き通せば見なおしたのに」「なんだ、陳謝しちゃうのか 山本太郎やるな~と思ったんだけど」「頼むから簡単に陳謝するなよ。謝ってしまったら、安保法制の委員会通過の不法性を見逃すことになるだろう」といった声が上がった。行動を支持していた人たちにとっては、今回の謝罪は「裏切り」なのではないか、との指摘も出ていた。

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