2019年 1月 21日 (月)

週3回以上の辛い料理で長生き? 北京大学が50万人調査

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   辛い料理を多く食べるほど長生きをするという研究調査を北京大学のリュイ・ジュン准教授らのチームが2015年8月、英医学誌「BMJ」に発表した。中国で30歳~79歳の男女約50万人を対象に食生活と健康状態、死亡率の関係を7年間にわたって追跡。その結果、マーボ豆腐や担担麺、マーラー鍋など辛い料理を週に1~2度食べる人は、食べない人に比べ死亡するリスクは10%低かった。週3日以上の人は死亡リスクが14%も減った。死因別では、がん、心臓病、肺炎など呼吸系の病気のリスクが低かったという。

   使われた香辛料はトウガラシが最も多く、ジュン准教授らは、トウガラシに含まれるカプサイシンという辛み成分に、死亡リスクを減らす効果があったとしている。カプサイシンを豊富に含む生のトウガラシを食べた人の方が、乾燥トウガラシなどを食べた人より、死亡リスクが低かったという。

脳の一部が損傷して精神疾患にいたる場合も

   今回の調査に疑問を持つ専門家も少なくない。カプサイシンは肥満を解消したり、炎症を抑えたりする効果があるとされるが、一方で摂りすぎの危険性も指摘されている。「辛み成分」というより「痛み成分」といわれるほど刺激が強く、催涙スプレーの原料にされている。食べ過ぎると、カーッと体が熱くなり、肌が火傷をしたと脳が認識し、鎮痛のために「脳内モルヒネ」のアドレナリンを過剰に分泌する。脳の一部が損傷して精神疾患にいたる場合もあるのだ。

   論文を発表した英医学誌「BMJ」では、英医学者の「健康のために辛い料理を食べるべきかどうかについて、結論を出すのは早すぎる」という論評も併記して掲載した。

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