2018年 12月 12日 (水)

国のトップになると死期が早まる 最高権力を手にする代償大きいか

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   末は大統領か総理大臣か。政治家の夢は最高権力者になることだが、その引き換えに死期を早めてしまうという、いかにも政治の世界らしい非情な研究結果が、2015年12月、英医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」のクリスマス号で発表された。

   研究をまとめたのは、米ハーバード大学医学部のアヌバム・ジェナ准教授らのチーム。

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    権力の攻防が日夜続く国会議事堂

ライバルより平均2.7年寿命が短い結果に

   1722年から2015年までの西側17か国で国民の投票によって選ばれた国の最高権力者279人(大統領や首相など)の没年齢と、その人物と権力の座を争ったライバル政治家261人の没年齢を比較した。ライバルの政治家は、たとえばドイツや日本のように議会で首相に選ぶ場合は、次点にとどまった者が対象となり、フランスや米国のように国民の直接投票で大統領を選ぶ場合は、対立政党の中で最大野党の候補が対象となった。

   その結果、国のトップの寿命は、敗れた候補者よりも平均で2.7年短いことがわかった。研究チームでは「権力の座のストレスが命をすり減らしたとみられます」とコメントしている。

日本の歴代首相の例を見ると......

   ちなみに、日本ではどうか。故人となった直近の5人の首相たちと首班指名を争ったライバル政治家たちの例を見ると――。

   74代:竹下登(享年76歳)VS.土井たか子(享年85)

   75代:宇野宗佑(享年75)VS.土井たか子(享年85)

   78代:宮沢喜一(享年87)VS.田邊誠(享年93)

   82・83代:橋本龍太郎(享年68)VS.小沢一郎(2015年12月現在73歳)

   84代・小渕恵三(享年62)VS.菅直人(2015年12月現在69歳)

   確かに非情な論理が貫かれているようだ。

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