2024年 4月 29日 (月)

腰に優しい腹筋運動 これまでの「腹筋」はケガのもと 体幹をゆっくり鍛えるマル秘術

ベリーダンサーのしなやかな腰の動きが基本

   この記事が出る以前から、日本のフィットネス界でも、シットアップは腰を痛める危険があることは指摘されていた。

   日刊スポーツのウェブサイトでコラム「スポーツ外来診察室」を連載している厚生年金病院の柏口新二・整形外科部長は、「シットアップで腰痛が悪化する場合も」という記事の中でこう指摘する(抜粋)。

「学生時代は陸上の短距離選手だった腰痛持ちの中年男性が訪ねてきた。複数の病院で『腰痛改善のために腹筋を鍛えなさい』と言われたので、シットアップを頑張ってやったら、ますます痛くなったという。姿勢を調べると、お腹が突き出た俗に言うソリ腰で、常に脊柱の筋肉に緊張がかかっている。このまま上体を起こすシットアップを続けたら、腰痛が悪化するのは目に見えている」
「ベリーダンサーやフラダンサーがしなやかに腰を動かすように、自在に腹筋と背筋の収縮と弛緩を意識するのが、腹筋を鍛えるということなのだ。(腹部正面の)腹直筋だけでなく、腹斜筋、腹横筋、そして深部にある大腰筋や腰方形筋を意識するよう訓練するのである」
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