2019年 10月 21日 (月)

豆乳を飲むと性欲が落ちるってホント?

印刷
富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   巷の噂では、「夫の性欲を下げるために豆乳を飲ませる妻がいる」とか。その理由は、「浮気した夫への復讐」とも「激しすぎる夫が、もうイヤで、イヤで」とも伝えられる。

   夫は妻の恐ろしい目的を知らずに、毎日ありがたく豆乳を飲んでいるそうだが、ホントに豆乳でオトコのパワーが落ちてしまうのか。

  • ウチのダンナ、すっかりおしとやかになっちゃって(イラスト・サカタルージ)
    ウチのダンナ、すっかりおしとやかになっちゃって(イラスト・サカタルージ)

浮気の復讐からゲス亭主に豆乳を飲ませ続ける妻

   フジテレビ系の昼の情報バラエティ番組「バイキング」(2016年3月24日放送)は、夫に豆乳を飲ませる「鬼嫁」の噂の信ぴょう性に迫った。番組でアンケートを実施すると、なんと1000人中12人の妻が「性欲を下げるために夫に豆乳を飲ませている」と答えたという。

   MCの坂上忍が驚いて声を上げる。「コレ、放送して大丈夫? 本当の話?」

   リポーターのお笑い芸人・小藪千豊が自信満々で胸を叩いた。「大丈夫です。実際にご主人に飲ませている主婦から電話で話を聞いています」

   VTRで結婚24年目の主婦アケミさん(仮名・48歳)が登場した。2児の母だ。2年前、夫(54歳)の携帯メールをのぞき浮気を知り、復讐を思い立った。インターネットで豆乳が性欲を下げることを知り、「健康にいいから」と毎日飲ませている。冷蔵庫に置いておくと水代わりにゴクゴク飲むそうだ。

番組スタッフ「ご主人は、性欲が強い方なんですか?」
アケミさん「ハイ、以前は週に4回ほど。今は...私、相手をしませんから」
スタッフ「なるほど。で、ご主人の性欲は確かに下がりましたか?」
アケミさん「ハイ、確かです。自分1人でシテいましたが、最近はそれもありません。本人は性欲減退に気づいていないようです」
スタッフ「はあ~。そこまでなさるなら、離婚したらどうですか?」
アケミさん「子どもが大学を出るまでは別れられません。それまで主人には元気でいてもらわないと。豆乳のおかげで血糖値が下がり、本人も喜んでいます。たまに豆乳鍋を作ってあげています」

大豆イソフラボンが、女性ホルモンと同じ働きをする

坂上忍「怖い話だね~。旦那の健康にいいことまで計算しているのかい? ところで、どうして豆乳を飲むと性欲が下がるの?」

   ここで、内科医の大竹真一郎医師が登場し、こう解説した。

「豆乳の原料の大豆に含まれている大豆イソフラボンが、女性ホルモンと同じ働きをするのです。性欲の源は男性ホルモンですから、豆乳を飲み過ぎると、体内に女性ホルモンが増えて、男性ホルモンの働きを抑えてしまうのです」

   大豆イソフラボンを「植物性女性ホルモン」と呼ぶ専門家もいる。ホルモンのとり過ぎは何にせよ体によくない。後でふれるが「女性化」してしまうのだ。

   番組でも少し紹介したが、2014年10月に「大豆食品」がオトコの機能を衰えさせるという怖い研究が発表された。米カリフォルニア州のロマリンダ大学が、地元のベジタリアン(菜食主義)の宗教団体の人々が非常に長寿で、特に男性が平均寿命より10年長生きすることに着目した。そこで、ベジタリアンの男性は精子の働きが活発なのではないかと調べると、予想とは正反対だった。精子の数は肉を食べる男性の7割しかなく、精子の運動能力も半分程度だった。ベジタリアンは、長生きの代償に生殖能力が減退してしまうのだ。

大豆をとりすぎると胸が女性のようにふくらむ

   研究チームのエリザ・オルズィロースカ医師は「肉の代わりのタンパク源として大豆を大量に摂取することが原因です。女性ホルモンと同じ働きをする大豆イソフラボンが精子の働きを悪くしています。子どもをつくりたい人は、受胎予定日の2か月半前には男性に大豆食品を食べさせないことを勧めます。精子をつくるには、ちょうど75日間かかるからです」と語っている。

   生殖医療の専門医のサイトをみると、「もともと大豆のとり過ぎは男性機能も含めて健康によくない」と指摘している。大豆イソフラボン(女性ホルモン)をとり過ぎると次のような悪影響が出るのだ。

(1)女性への影響:子宮筋腫、子宮内膜症、子宮体がん、卵巣がん、乳がん、血栓症、脳卒中のリスク増。
(2)男性への影響:女性化乳房(胸がふくらむ)になる心配がある。
(3)女児への影響:性的な早熟(初潮・乳房発達が早まる)の心配がある。

   このため、国の食品安全委員会では大豆イソフラボンの1日の摂取上限の目安を70~75ミリグラムと定めている。実際の大豆食品に換算すると、大豆イソフラボンが含まれる量は次のとおりだ。

(1)豆腐2分の1丁(35ミリグラム)
(2)納豆1袋(33ミリグラム)
(3)豆乳1パック200ミリリットル(50ミリグラム)

   食卓に欠かせないみそ汁にも大豆イソフラボンは含まれているから、これをみると、簡単に1日の摂取量上限を突破することがおわかりだろう。特に豆乳の含有率は高いのだ。「鬼嫁」のたくらみで水代わりに飲んでいるご主人は、とっくにアウトといえるだろう。

   大手コンドームメーカーの調査によると、日本人の年間セックス回数は48回で、トップのギリシャの164回の約4分の1、世界最低ランクだ。

   「『畑のお肉』として大豆を尊重してきた和食文化の影響があるかもしれません」と指摘する専門医もいる。性欲の代償に健康と長寿を得たと思えば、アナタ、ナットクできますか?

姉妹サイト
    loading...
お知らせ
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中