2024年 4月 26日 (金)

東京都知事選、「蓮舫出ない」報道でどうなる 「本命不在」アンケートでもくっきり

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   舛添要一東京都知事の辞職に伴い、2016年7月14日に告示される都知事選挙の有力な候補者と見られていた民進党代表代行の蓮舫参院議員が、一転、都知事選への出馬を見送る可能性が高まった。6月18日に毎日新聞が「出馬せず」と朝刊1面で報道。18日夕現在、はっきりした説明はないが、その後複数のメディアが追随している。

   蓮舫氏は、主要な政党が推す候補としては最も出馬の可能性が高いとされ、18日の毎日を除く各紙朝刊では「蓮舫氏強まる」などと報じていただけに、本命不在のなか、各党の候補者選びはさらに混とんとしてきた。

  • 蓮舫氏の動向に注目が集まる(写真は2010年撮影)
    蓮舫氏の動向に注目が集まる(写真は2010年撮影)
  • 蓮舫氏の動向に注目が集まる(写真は2010年撮影)

「蓮舫氏強まる」報道が一転して振り出しに

   6月15日の舛添氏の辞職表明を受けて、各党は独自にポスト舛添の候補者選びに動き始めたが、参院選東京選挙区から立候補を予定している蓮舫氏は、野党統一候補の可能性も含めて、最も有力視されていた。民進党内の期待も高く、本人もメディアの取材に対して含みのある発言を続けてきた。

   このため、18日付の各紙朝刊は、「民進『蓮舫氏』強まる」(日経)、「蓮舫氏擁立、傾く民進」(読売)、「民進、蓮舫氏出馬で調整」(産経)などの見出しが躍った。

   しかし、毎日だけは1面で「蓮舫氏、出馬せず」の見出しを立て、脇見出しで「都知事選 民主代表に伝える」と独自に伝えた。その記事によれば、6月22日に公示される参院選東京選挙区での立候補を予定通り行い、これに全力を上げる方針になったという。

   蓮舫氏はこの報道が出てから、民進党幹部と会談したり、参院選東京選挙区の事務所開きなどに出席したりしているが、いずれも都知事選への出馬に慎重な姿勢を見せていると報じられており、民進党の候補者選びは振り出しに戻ったとみられている。

   このところの都知事選では、立候補を表明した順番からいうと、「後出し」が有利になることが多く、多くの候補者が他の候補者の動きをうかがいながら、出馬表明のタイミングを探る駆け引きが続いている。

立候補「否定」の橋下、桜井両氏が1、2位に

   一方、舛添氏が任期を1年半以上も残して突然辞職したこともあり、各政党が準備不足のまま迎える都知事選の候補者は「本命不在」とされている。

   6月15日にJ-CASTニュースが報じた「『ポスト舛添』本命なし? テレビに出ていれば誰でもいいのか」の記事で行った1クリック投票「次の都知事、投票するとすれば誰ですか?」の回答には、18日午後現在、5500件近い回答が寄せられている。

   回答の中で、人気1位は前大阪市長の橋下徹氏で、全体の21%の票を獲得している。2位は人気グループ「嵐」の桜井翔さんの父親で、総務事務次官を退任したばかりの桜井俊氏で、14%の票を得ている。しかし、二人とも都知事選への出馬の可能性について、いまのところ強く否定しており、候補者になる可能性は低いともみられている。

   この次に多い個人名は、小池百合子氏の7%台で、池上彰氏、宇都宮健児氏の2人がともに6%台で続く。蓮舫氏は東国原秀夫氏に続く5%台で、全体では7位だった。

   もっとも、回答の中では、J-CAST編集部が選択肢として挙げた16人に対して「この中にはいない」が10%強を占め、「誰もいない」も5%ほどいるなど、有名人擁立への嫌悪感や政治不信なども示される状況になっている。

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