2024年 4月 28日 (日)

主要3候補 ここがアキレス腱(1)
「都政は知らない」で出馬の鳥越俊太郎氏【都知事選2016】

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立ちはだかる年齢・健康問題

   一方、3連休最終日の18日に行われた東京・巣鴨の街頭演説はわずか30秒ほどで終了し、鳥越氏目当てに集まっていた聴衆から怒声が起こった。

   こうした動静が伝えられることで、鳥越氏の年齢と健康の問題がクローズアップされることが多くなっている。鳥越氏は全候補者21人中、医師の今尾貞夫氏と並んで最高齢の76歳。また、本人によれば今まで4回、がんの手術を経験している。05年に直腸がんを患って以降、肺と肝臓への転移を経験しながらもその都度復活を遂げてきた。

   しかし、その年齢とその健康状態で、当選後待ち受ける都知事の激務に耐えられるのか。本人はこれまでの会見等で「今が人生で一番健康(元気)」などとアピールし、「がんサバイバー」と称しているが、心配する声は多い。

   野党統一候補となり、分裂した保守系に比べれば、支持基盤は盤石という見方もあるが、果たしてそうか。10日に投開票された参院選比例代表の都内得票数は、自民、公明、こころの合計が295万票で、民進、共産、社民、生活が248万票。

   保守票の集中度合によっては、必ずしも基礎票で優位とはいえないかもしれない。

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