2020年 4月 3日 (金)

高橋洋一の霞ヶ関ウォッチ 
鳥越氏にみる「現場主義という名の不勉強」

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   都知事選はいよいよ今度の日曜(2016年7月31日)が投開票となり、最終コーナーを回った状態だ。

   これまで後出しじゃんけんばかりで、選挙期間が短く、まともな政策論争が行われていない。東京都は豊かな税収もあり、地方交付税交付金をもらっていない不交付団体のトップである。都の官僚機構もしっかりしており、誰が都知事になってもびくともしない。この意味で、近年は人気投票的な選挙になっている。

  • 野党統一候補の鳥越俊太郎氏(16年7月撮影)
    野党統一候補の鳥越俊太郎氏(16年7月撮影)

かつて野党の尻馬に乗っていたマスコミ

   今回もその傾向であり、小池百合子、増田寛也、鳥越俊太郎3候補の争いに事実上なっている。小池氏と増田氏はともに閣僚を経験し、大組織運営や行政実務経験がある。ところが、鳥越氏はジャーナリストばかりでそうした経験がない。

   鳥越氏は、ある意味で戦後のマスコミ貴族の典型例だ。戦後、長期自民党政権でありつつ、高度成長も達成した。この間、野党は何でも反対でよかった。政権交代もなく、実際に責任をもって現実問題に対処するわけではないので、いわゆる「安心して反対」の立場である。

   マスコミもその野党の尻馬に乗り、楽な言論活動だったろう。ちょっと斜に構えて、ちょっと洒落た言葉で政府批判をしていればよかった。成長経済なので、新聞、雑誌は売れるので、交際費もたっぷり使えて、マスコミはさぞかし楽な商売だっただろう。

   もっとも、そんな楽ちんな状況は長く続かない。野党でも、社会党のように間違って現実の政権運営をすると、自衛隊容認ととたんにボロが出て、あっさり消えてしまった(社会党は、社民党へ改称。社民党の現状はご存じの通りだ)。

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