2019年 1月 23日 (水)

【あのネットサービスは今】(番外)
消えたサイトを後世に残す 国立国会図書館の「WARP」

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   ネットサービスの栄枯盛衰をシリーズで追ってきた「あのネットサービスは今」だが、国立国会図書館のインターネット資料保存事業「WARP(Web Archive Project)」は、そうした「消えた」ウェブサイトを後世に残そうという取り組みを進めている。

   ウェブアーカイブ(Web Archive)とは、ウェブサイトの情報を収集・保存し、未来に伝える事業。国民の短中期的なウェブ情報へのアクセスを保障するとともに、歴史資料として後世に残す長期保存が目的だ。

  • 国立国会図書館「WARP」のスクリーンショット
    国立国会図書館「WARP」のスクリーンショット
  • ウェブサイトが見つからないときに表示される「このサイトにアクセスできません」
    ウェブサイトが見つからないときに表示される「このサイトにアクセスできません」

「平成の大合併」で1500市町村のサイトが消えた

   日本では国立国会図書館が2002年から実施しており、「インターネット上で公開されている数多くの有用な情報資源を、文化遺産として将来の世代のために保存」している。国の機関や地方自治体、独立行政法人、大学、祭りなどのイベント、電子雑誌などが保存対象だ。

   ウェブサイトの情報は度々更新・削除される。例えば、首相官邸のウェブサイトは、内閣総理大臣が交代するたびに内容が更新される。過去の情報も残されてはいるが、公開当時のままでは残っていない。また、平成に入って全国で行われた「平成の大合併」では、約1500の市町村のサイトが消失した。

   ウェブ情報の収集頻度は、国の機関が月1回、それ以外は年4回、イベントサイトは開催直後に行っている。東日本大震災などの大規模災害時には、通常より頻繁に収集された。同じウェブサイトを定期的に保存することで、サイトの移り変わりを時系列で見ることができるようになる。

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