2018年 10月 23日 (火)

「大食いタレント」体の構造に迫る ギャル曽根の底なし胃袋の秘密

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   テレビ番組や各地のイベントを盛り上げる「大食いタレント」。常識破りの量の食事を平らげ、完食してもケロリとした顔だから、凄い。

   巨漢の男性だけではない。小柄な女性アイドルまでもが次々に料理を食べつくす姿を見ていると、素朴な疑問が湧く。「いったい体の構造はどうなっているんだろう」。

  • 巨大な胃に自分でも驚いたギャル曽根さん(2007年撮影)
    巨大な胃に自分でも驚いたギャル曽根さん(2007年撮影)

エックス線写真ではお腹全体が胃だった

   札幌出身のタレント、アンジェラ佐藤さん。フェイスブックには、地元・北海道を中心にイベントに出席した様子が載っている。12人前の海鮮丼、「ランチパック」30個、重さ6キロの太巻き寿司――。けた外れの量、サイズの食べ物を完食したとの投稿は、さすがの「フードファイター」ぶりだ。

   アンジェラさんは、アイドル活動をするもえのあずきさんら女性3人と共に、和食レストラン「大戸屋」のすべてのメニューを食べるテレビ東京の番組企画(2016年8月30日放映)に挑戦した。総重量28キロで全54品、定食メニューには必ずご飯とみそ汁が付いてくる。さすがに1人で全品クリアは無理だったが、女性4人が分担して最後は完璧に食べ終えた。4人とも、見た目はとても大食漢とは思えない、スリムな女性だ。

   通常なら、男性でも定食を1品食べ終えれば満腹で「もう十分」となるだろう。だが、4人の女性は2品、3品と次々に平らげていった。

   大食いタレントの体について、ある消化器系の専門医は「胃に伸縮性があるのではないか」と指摘した。これは体質的な特性のようだ。努力で胃を大きくしようと思っても、ある程度までは鍛えられても「底なし」と言えるほど食べられるまで肥大させるのは難しいという。

   大食いタレントの代表格、ギャル曽根さんは自著「ギャル曽根の大食いHappy道」(講談社)で、自身の体の秘密について明かしている。実は食後の胃の検査を受けた時、自身も衝撃を受けた。「おなか全体がほぼ胃に占領されていて、われながら圧倒されましたよ」というのだ。同書で胃のエックス線写真が公開されているが、腹部いっぱいに胃が広がっていた。空腹時の胃のサイズは、一般女性と変わらないので、人間離れの伸縮性なのだろう。

   また、検査を担当した医師の話として、「ほかの臓器は背中方向に押しのけられ、膀胱も上から圧迫されて下がっているらしい」と説明している。

脂肪を分解する細胞の活動が活発

   もう一点、検査結果からは「褐色脂肪細胞の活動が活発」ということも分かったとギャル曽根さん。褐色脂肪細胞は、脂肪を分解して熱に変える働きがある。相当な量を食べても、人一倍それを消費しやすい体質なのかもしれない。また「ビフィズス菌が多くて、腸のぜん動運動が活発」とも。そのため便通がよく、「大は1日6回くらい」とも書いていた。

   著書の中には、ギャル曽根さんの幼少期や10代の頃の大食いエピソードが出てくる。やはり生まれつき、胃に特徴があったと考えられる。

   フードファイターたちの体質も人それぞれで、誰もがギャル曽根さんと一緒とは限らない。ただ、もともと大食いでない人の場合、訓練すれば人並み外れた分量を食べられるようになる、というわけではなさそうだ。

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