2018年 11月 22日 (木)

「南馬宿村HP」の「村八分」解説が怖い 架空自治体なのに本気にする人が出た理由

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   「村八分になってしまったら」――。「秋田県の自治体」を装い、村八分の生々しい「実態」などを書き連ねたとするサイトが一部で注目を集めている。

   サイト名は「南馬宿村」(みなみうまやどむら)。「村民の暮らしぶり」を伝える記事など、多種多様なページが用意されている。架空の自治体の、いわゆるネタサイトなのだが、つくりの巧妙さから、本物の自治体が作ったサイトと勘違いするネットユーザーも相次いでいるようだ。

  • 実は「ネタサイト」(「南馬宿村」のスクリーンショット)
    実は「ネタサイト」(「南馬宿村」のスクリーンショット)

「共同絶交状」なる文書のPDFファイルも

   「南馬宿村」は2016年9月27日14時現在、閲覧できない状態となっている。キャッシュページを調べたところ、サイトは遅くとも15年11月にはあり、16年9月27日までに村の概要や観光施設にまつわる全22ページが用意されていたようだ。閲覧できなくなった日時は分からない。

   サイトが注目され始めたのは、9月25日ごろ。複数のツイッターユーザーがサイトのURLをツイートした。

   中でも、村八分の「実態や対処法」を記した「村八分になってしまったら」というページには、刺激的なタイトルや内容も影響し、数多くのユーザーが「恐ろしい」「こわすぎる」と感想を書き込んだ。本物の自治体公式サイトと勘違いしているかのような反応も少なくない。村八分とは、「村のおきてに従わない者に対し、村民全体が申し合わせて、その家と絶交すること」(デジタル大辞泉)だ。

   「村八分になってしまったら」のページでは、「南馬宿村」では「毎月数件の村八分」が発生しているとして、村八分された家は「バキュームカー横付けの上、汚物逆噴射」といった悲惨な目に遭うと書いている。

   その他、「共同絶交状」なる文書のPDFファイル、「新しい文化や価値観を持ち込むべからず」「行事やイベントには絶対参加すべし」といった村八分されないためのアドバイスも、あわせて掲載されている。

「悪質ないたずら」

   「南馬宿村」は、秋田県内の自治体であることをサイトのあちこちでアピールしている。サイト名の端に「秋田県」、サイト下にも「Copyright (c)南馬宿村役場 TOP|秋田県 All Rights Reserved.」と表記されていた。

   しかし、同名の自治体は県内になく、合併により消滅した村名でもない。村のものとされる郵便番号「018-1587」も実在しない。郵便番号の上3ケタが「018」から始まる県内の自治体は16年9月27日現在、潟上市、北秋田市、にかほ市、南秋田郡、山本郡で、公式サイトを持つ村は上小阿仁村、大潟村、東成瀬村のみだ。

   実は、よく見ると、村役場の電話番号や開庁時間を知らせる欄に「電話回線は通っていません」「日の出~日没まで」と書かれており、ネタサイトだと分かるような仕掛けが施されている。

   秋田県庁の広報担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「南馬宿村」サイトの存在を「きょう(9月27日)把握しました」と明かす。

「悪質ないたずらに行政が反応すると、愉快犯が出る可能性もあるので、ひとまず静観しようと考えています。普通の人が見れば、明らかにいたずらと分かるので」

と話した。

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