スウェーデン発祥の家具量販店「IKEA」日本店のレストランで「サーモンオショコラ」という名前で提供されているパンケーキが、「どこをどう見ても鯛(たい)焼き」だとインターネット上で話題を集めている。このパンケーキは、IKEA日本法人「イケア・ジャパン」が展開している「サーモンフェア」のために作られたオリジナルメニュー。東京・立川など全国8か所で実施している。同社PR担当者も「サーモンの形をしたパンケーキです」と説明するが、ネット上では「たい焼き以外には見えない」との声が止まない状況だ。「秋の味覚サーモンを堪能できる、サーモンづくしの...」国内のIKEA店舗に併設されたレストランで2016年10月6日から開催されている「サーモンフェア」。創業の地・スウェーデンの特産品であるサーモンを使った特別メニューを提供する企画で、特設サイト上には、「秋の味覚サーモンを堪能できる、サーモンづくしのコース料理をご用意しました」との紹介文も見つかる。そんな同フェアの中で提供される「サーモンオショコラ」というパンケーキが、ネット上で思わぬ注目を集めている。「サーモン」という名前を冠しているにも関わらず、その見た目が「たい焼きにしか見えない」というのだ。あるツイッターユーザーが10月23日に、「どう見ても鯛焼きです」という一言とともに、料理の写真を紹介したことをきっかけに、ツイッターやネット掲示板には、「この発想は無かった どうみても鯛焼きです」「これを鮭と言われても...」「鮭のパンケーキって名前の鯛焼き」といった書き込みが相次いで寄せられた。また、実際にこのパンケーキを食べた人からも、「昨日IKEAで鯛焼き食べた」「サーモンなのに鯛焼き?!と思いながらも気にせず食べてた」といった報告が複数件出ていた。「イメージとしては、たい焼きに似た『サーモン焼き』というデザート」実際、記者がサーモンフェア特設サイトに掲載された商品画像を見ても、サーモンというよりは「タイ」に似たパンケーキという印象が強い。「サーモンオショコラ」という商品名を知らなければ、正直なところ「たい焼き」としか思えなかっただろう。これは、本当に「たい焼き」ではないのか――。こうした率直な疑問について、イケア・ジャパンのPR担当者は25日のJ-CASTニュースの取材に、「たい焼きではなく、サーモンの形をしたパンケーキです。弊社フードチームが考案したデザートで、生地の中にはカスタードクリームが入っています」と話す。その上で、「イメージとしては、たい焼きに似た『サーモン焼き』というデザートが近いかもしれません」とも続けた。その上で、記者が再度「本当にこれがサーモンの形なのか」と尋ねると、「小さ目のサイズのサーモンを意識した形になっています」としていた。
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