子どもや高齢者は肺炎や脳炎の心配が
また、全国で検出されたインフルエンザウイルスは、11月2日までにAH3亜型(A香港型)が20都県、AH1型(ソ連型)が5都県、B型が3県と、「A香港型」が圧倒的に多い。
「A香港型」は重症化するのが特徴だ。1~3日の潜伏期間の後、38度以上の発熱、頭痛、咳、咽頭痛、鼻水、筋肉痛、関節痛などの症状が出る。激しいおう吐や下痢で消化器がダメージを受ける恐れもあり、子どもや高齢者、免疫力の低下している人は重症化し肺炎や脳炎になる心配もある。東京都では、予防には手洗い、咳エチケットが有効だと呼びかけている。