2024年 4月 26日 (金)

「ストップ!恋愛 ゼッタイダメ」 NHK企画動画が大反響

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   軽い気持ちやファッション感覚ではじめても、気がつけば心も体もボロボロになってしまう危険なもの。それが、「恋愛」です――

   こんな印象的なフレーズから始まる、NHKの企画で制作されたジョーク動画がインターネット上で話題を呼んでいる。薬物の危険性を訴えた啓発動画をパロディー化した作品で、恋愛が心身に与える「害」について面白おかしく注意喚起する内容だ。

  • NHKの公式チャンネルに「恋愛ダメ」動画(画像はYoutubeより)
    NHKの公式チャンネルに「恋愛ダメ」動画(画像はYoutubeより)
  • 新聞記事をパロディーした画像が表示される場面も(画像はYoutubeより)
    新聞記事をパロディーした画像が表示される場面も(画像はYoutubeより)
  • 恋愛の害を紹介(画像はYoutubeより)
    恋愛の害を紹介(画像はYoutubeより)
  • NHKの公式チャンネルに「恋愛ダメ」動画(画像はYoutubeより)
  • 新聞記事をパロディーした画像が表示される場面も(画像はYoutubeより)
  • 恋愛の害を紹介(画像はYoutubeより)

「明るい未来は 恋愛のない社会!」

   恋愛の危険性をコミカルに描いたこの動画は、NHKが実施している「ネットで決戦!#(笑)動画作ってみた」という企画のエントリー5作品のうちのひとつ。タイトルは『ストップ!恋愛 ゼッタイダメ』で、他の作品とともにNHKの特設サイトおよび公式Youtubeチャンネルで2016年11月3日から公開されている。

   作品は、冒頭から「恋愛はステキなもの」というイメージは「間違っている」と否定。続けて、恋愛には「不眠・食欲減退」や「手足の震え(会いたくて)」といった「害」があると紹介。ナレーションでは、症状の多くは「現代医学でも治療できないと言われています」とも伝えている。

   その上で、恋愛が引き起こす「幻覚作用」として、(1)世界が輝いて見える(2)あなたしか見えなくなる(3)赤い糸が見える――の3つを紹介。こうした例を持ち出しつつ、恋愛が持つ「危険性」をいたって真面目なトーンで訴えている。

   さらには、こうした危険を伴う「恋愛」のきっかけは「日常の至る所にひそんでいる」とも指摘。恋愛が起きやすい危険な場所を、ニュース番組にありがちな「再現CG」をパロディー化した形で取り上げている。それによると、「放課後の教室」や「屋外で肉を焼く集会」などで恋愛状態に陥る危険性が高いという。

   このように、恋愛のネガティブな側面を「これでもか」と強調し、ユーモラスに仕上げたこの作品。動画の終わりでは、

「明るい未来は 恋愛のない社会!」

との標語も紹介される。

制作者「NHKで流れたらヤバそうなもの」

   こうした動画の内容はインターネット上でも大きな注目を集めており、NHKの特設サイトと公式Youtubeに掲載された動画の再生回数はあわせて80万回以上(11月29日時点)。動画のコメント欄には、

「普通に笑ってしまった!恋愛って本当に怖い、恐ろしいものですね」
    「恋愛と薬物中毒が紙一重に見えてしまって仕方がない」
    「情報の伝え方によってはうがった結論をだせる、という良い皮肉だと思います」

と面白がる声が相次いでいる。そのほか、動画の中で何度も流れる『ストップ!恋愛 ゼッタイダメ』というリズム付のフレーズが「頭から離れない」「めっちゃ中毒性ある」と報告する人も数多く出ていた。

   この動画を作成したのは、広告クリエイターの藤井亮さん。滋賀県の企画で制作した「石田光成CM」でも、同じようなシュールな作風がネット上で大きな話題を集めた。藤井さんは今回の動画について、

「ハロウィンで盛り上がる世間や、楽しそうな大学生YouTuberへの嫉妬、羨望などがあらぬ方向へ噴出してこんなものができました。日本放送協会(NHK)という立派な枠組みの中で流れたらヤバそうなものを」

といったコメントを特設サイトへ寄せている。

   エントリー作品は現在審査中で、優勝作品は2017年2月に決定。また、こうした企画の経過をまとめた番組が、NHKBSプレミアムで3月に放送されるという。

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