2021年 7月 30日 (金)

岩波文庫、新訳注文したら旧訳が届いた ISBN重複で起きる購入トラブル

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   岩波書店が発行する「岩波文庫」の一部タイトルをめぐり、図書の識別番号「ISBNコード」に重複があることがインターネット上で問題視されている。

   岩波文庫では2013年頃まで、同一タイトルの本は、基本的にISBNコードを引き継いで使用していた。そのため、翻訳者が違う「新訳版」と「旧訳版」が同じコードで扱われる場合があり、ネット上には「購入トラブル」を報告する投稿も出ている。

  • セルバンテス「ドン・キホーテ<正編 1>」の表紙(岩波書店)
    セルバンテス「ドン・キホーテ<正編 1>」の表紙(岩波書店)
  • セルバンテス「ドン・キホーテ<正編 1>」の表紙(岩波書店)

「訳者が違うなら別の本じゃん」

   岩波文庫の「ISBN重複」問題が注目を集めたのは、2016年11月23日に寄せられた「トラブル報告」ツイートがきっかけだ。あるツイッターユーザーが、岩波文庫の『ドン・キホーテ』(セルバンテス著)の新訳版を、古書の販売サイトで購入したところ、注文した商品とは違う「旧訳版」が届いたと訴えたのだ。

   こうした購入トラブルを引き起こす原因となったのが、ISBNコードの「重複」だ。

   実は、書籍情報の管理にISBNコードを利用している通販サイトでは、同じコードの書籍はすべて「同一の商品」として扱われる。今回の『ドン・キホーテ』のケースでも、投稿者は、

「新訳の商品項目で旧訳が売られているという摩訶不思議」

とツイートで指摘。その上で、「ISBN上書きは常識的にはありえない事態」といった不満も漏らしていた。

   このトラブル報告をきっかけに、ツイッターやネット掲示板では、

「コードから本を特定できないの、普通に考えて異常事態じゃないの」
「訳者が違うなら別の本じゃん 絶版になったってあるとこにはあるんだし」
「ISBNってユニークナンバーじゃないんだ。使い回されてるんだ。もう何を頼りにしたもんだか...」

といった投稿が相次いで出ることになった。

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