2018年 11月 19日 (月)

岡田光世「トランプのアメリカ」で暮らす人たち 「ドナルドが好きなの?」5歳の娘がママに聞いた

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   トランプ大統領就任式(2017年1月20日)の前日、ニューヨーク市内に住む友人を訪ねたとき、アパートメントのドアマンに「トランプについてどう思う?」と聞いてみた。彼は自分の右手を広げてみせた。

「この手を見てごらん。5本の指は太さも長さも違う。こうして拳にすると、ずっと強くなるだろ。国もそれと同じだ。アメリカには、文化や価値観の違う移民が必要なんだ。僕はトランプではなく、ヒラリーを支持していた」
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    大統領就任式の前夜、トランプタワー前でバッジを売る反トランプ派たち

メキシコ出身者でもトランプ支持

   すると、そのアパートメントに住む80歳くらいの女性が、会話に加わり、私の耳元でささやいた。

「たった今、5歳くらいの女の子がエレベーターに母親と一緒に乗っていて、こう聞いてたのよ。『ママはドナルドが好きなの?』って。しかも、何度も。こんなに小さな子でもトランプの名前を知ってるのね、と母親に言ったら笑ってたけれど、面白いと思わない?」

   私が「で、あなたは、トランプをどう思う?」と尋ねると、顔をしかめ、「トランプかヒラリーか、その2人のうちから選ばなきゃならないなら、ヒラリーだわね」と答えた。

   もともと、ニューヨーク市はリベラルで、極端に民主党びいきが多い。私の親しい友人たちも、ほとんどが民主党支持者だ。ニューヨークに住んで21年になる友人(53)に、「トランプを支持する友だちはいる?」と聞くと、「僕が知っている限り、ひとりもいないよ」と言う。

   その後、地下鉄のホームで一緒に電車を待っていた女性、ペニー・デイヴィッドソン(69)と立ち話したついでに、トランプについて意見を求めると、眉をひそめた。

「ああ、トランプが大統領だなんて、アメリカの恥だわ。なんて国だと、日本でも思ってるでしょう。明日は就任式なんてテレビで見たくないから、ジムでズンバを踊りまくってるわ」

と苦笑した。

   「ニューヨークでどこに行ったら、トランプ支持者に会えるかしら」と冗談まじりに聞くと、「トランプを支持しているなんて、誰も口に出さないわよ」と首を横に振った。

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