2024年 4月 26日 (金)

中台メディアが「日本語」めぐり乱戦 台湾総統の異例ツイートが物議

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台湾メディアは「戦場には、すぐに日本のネット利用者が助けにきた」

   環球時報では単に「ネットの声」を紹介していたが、台湾の自由日報は「『どこの』ネットの声」なのかにも言及。蔡氏のツイートを批判したのは「中国のネット利用者」であって、

「戦場には、すぐに日本のネット利用者が助けにきた」

として、東日本大震災に台湾から多く支援が寄せられたことを感謝する声や、この1年で日台関係がさらに緊密になることを期待するといった声が寄せられた、と指摘した。

   日台関係をめぐっては、2012年に国民党の馬英九氏が当選した際、日本の外務省は「台湾において民主主義が深く根付いていることを示すものと評価」したのに対して、16年の民進党・蔡氏の当選時には「当選に祝意」を表明している。安倍内閣が国民党よりも民進党政権を歓迎していると受け止められた。

   台湾の民進党政権も、対日関係を重視していると受け止められている。台湾の駐日大使にあたる謝長廷・台北駐日経済文化代表処駐日代表は、民進党の陳水扁政権で05年から06年にかけて首相にあたる「行政院長」を務めた。首相級の人物が「駐日大使」に起用されるのは異例だ。なお、謝長廷氏は日々の活動を中国語と日本語でフェイスブックに書き込んでいる。

   こういった中での蔡氏の「日本語ツイート」が、中国側を刺激した可能性もありそうだ。

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