ドンキの宅配「58分以内」 アマゾン「60分以内」に対抗

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   アマゾンが配送「60分以内」なら「58分以内」、送料「890円」なら「750円」。ディスカウントストア大手のドン・キホーテが挑戦的な宅配サービスを始めると、ネット上で話題になっている。

   「majica Premium Now(マジカプレミアムナウ)」。このサービス名のうち「majica」とは、「マジか!」と驚く意味も含む。

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    宅配1時間戦争に参入(写真の店舗ではありません)

アマゾン「Prime Now」に似た「Premium Now」

   「Premium Now」の部分は、アマゾンの同種サービス「Prime Now」を意識していないが、結果として同じ「Now」になったというものだ。ドンキホーテホールディングスの広報室がJ-CASTニュースの2017年2月8日の取材に答えて明らかにした。

   6日付のニュースリリースなどによると、このサービスでは、58分以内の配達区分なら、合計金額が税抜2000円以上で、店舗から3キロ以内が条件となる。送料は、税込750円だ。

   指定した2時間内による配達区分なら、合計金額が税抜2000円以上は変わらないものの、店舗から5キロ以内まで可能となる。この場合は、送料が無料だ。

   まず2月22日から東京都大田区の「MEGAドン・キホーテ大森山王店」でサービスを始め、食品、飲料、酒類、日用消耗品、ペット用品、文具など約2500点を扱う予定だ。順次、対象となる店舗や商品を増やしていく。

   「majica」とは、ドン・キホーテ独自の電子マネーの名前でもあり、majicaの会員になればサービスを利用できる。当初はスマホのアプリだけの利用だが、順次、パソコンからでもできるようにする。

   アマゾンの「Prime Now」では、対象エリアを決めて、配送60分以内なら送料890円で、指定した2時間内なら送料無料で配達している。合計金額は2500円以上が条件だ。ドン・キホーテは、2000円以上としていることから、合計金額でも対抗している形だ。

従業員の負担には「人員増などで対応する」

   ドン・キホーテが始めるこのサービスについて、ツイッターなどでは、「一人暮らしで風邪引いたら便利かもな」「うちの3km以内にドンキあるぞー」「すごい時代だな」などと歓迎する声が上がった。

   一方で、ドン・キホーテで扱う食品、飲料などの商品から見て、送料750円は高すぎるとの声も出た。また、家電量販店も含めて宅配サービスの競争が激しくなっていることから、配達する人の身を案じる声が上がった。さらに、16年1月に違法残業の疑いで会社が書類送検されたことから、従業員の負担が過剰になるのではとの指摘もされている。

   ドンキホーテホールディングスでは、「majica Premium Now」のサービスについて、「アマゾンのPrime Nowは意識しています」と取材に認めた。「配達先の利用者数が増えていると聞いていますので、それより価格や時間を押さえるサービスを始めました」と言う。

   送料750円については、「コストぎりぎりに設定しており、他社と比べても高くないと思っています」とする。

   配達は、宅配業者を使わず、自社スタッフが行う。その理由については、「店舗に常駐しないと58分以内に間に合わないですし、スタッフがお客さまの要望も聞けると判断したからです」と説明した。

   さらに従業員の負担が増えないかについては、「書類送検のとき以来、全社的に労働時間管理体制などが改善されており、今回のサービスでも人員を増やすなどして対応することにしています」と言っている。

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