大岡信さん死去86歳 「あなたの言葉が本当に好きでした」

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   現代日本を代表する詩人で、文化勲章受章者の大岡信(まこと)さんが2017年4月5日午前、呼吸不全のため静岡市内の病院で死去した。86歳だった。同日夕、主要メディアが一斉に報じた。

   1931年、詩人の大岡博さんの長男として静岡県三島市に生まれた。国内の現代詩の世界を谷川俊太郎さんとともに長きにわたって牽引。詩人としての活動だけでなく、文学や美術などさまざまな分野の評論など多方面で活躍した。ツイッターには、訃報を惜しむ声が相次いでいる。

  • 大岡信さん(画像は大岡信ことば館公式ウェブサイトより)
    大岡信さん(画像は大岡信ことば館公式ウェブサイトより)

朝日新聞1面に「折々の歌」連載

   大岡さんは1979年から2007年まで、詩歌を解説するコラム「折々のうた」を朝日新聞の1面で連載。この連載が評価され、1980年に菊池寛賞を受賞。評論活動では「紀貫之」で読売文学賞(72年)、「詩人・菅原道真 うつしの美学」で芸術選奨文部大臣賞受賞(95年)をそれぞれ受賞している。

   詩作活動の分野では、詩人たちが共同で詩を制作する「連詩」の提唱者として知られる。主な詩集は、79年に無限賞を受賞した「春 少女に」、93年に詩歌文学館賞を受賞した「地上楽園の午後」など。そのほか、2003年には文化勲章を受章、04年にはフランス政府からフランスのレジオン・ドヌール勲章オフィシエを受章している。

   日本の現代詩の草分けとして活躍した大岡さんの訃報に、ツイッターでは、

「大岡信先生のおかげで日本近・現代詩に出逢えました。 感謝の気持ちで一杯です。 ありがとうございました」
「あなたの言葉が本当に好きでした。あなたの言葉を歌ったのは一生の思い出です。どうぞ安らかに」
「大岡信さんが亡くなったんだ。学生時代、折々の歌は毎朝の楽しみだったのに残念です」

などと惜しむ声が相次いでいる。

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