2024年 4月 29日 (月)

ギャンブル依存症患者、脳がリスクを測れない 京大グループ調査

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脳に直接的な刺激を与える治療も有効か

   厚生労働省が14年に発表したギャンブル依存症536万人で、男性438万人、女性98万人の内訳。人口の5%ほどにあたり、諸外国にくらべ突出して高いとされる。身近な「レジャー」でもあるパチンコなども含めたためではないかとの指摘もある。

   治療は、専門施設のほか、病院の心療内科、精神科で行われている。カウンセリング、アンガーマネジメント、コミュニケーション指導などのプログラムが組まれている。今回の研究を行った京大グループは「依存症の神経基盤を明らかにしたことで、多様なギャンブル依存症の病態の理解、新たな治療法開発につながるものと期待」を表明。電気などで脳に直接的な刺激を与える治療も有効とみられている。

    京大グループの報告が英科学誌電子版に掲載された4月4日、政府はカジノを含む統合型リゾート施設(IR)導入に向けた「特定複合観光施設区域整備推進本部」の初会合を首相官邸で開催。会合で安倍首相は、マネーロンダリング、青少年への影響などさまざまな懸念について万全の対策を講じる決意を述べ、ギャンブル依存症対策の強化を求めた衆参両院の付帯決議を踏まえつつIR実施法案づくりを急ぐよう指示した。

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