2018年 7月 22日 (日)

「鷹揚祭」って何? ICU学園祭の「新『正式名称』」で混乱

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   「ICU祭」として親しまれている国際基督教大学(ICU、東京都三鷹市)の学園祭の名称が新しくなるとして、騒ぎが広がっている。新たな名前は「鷹揚(おうよう)祭」。ICUの学生にとっては寝耳に水だったようで、「ダサい」「読めない」といった困惑の声が続出した。

   実行委員会は公式サイトで「混乱を招いた」として陳謝。「『ICU祭』の名称はなくなりません」などと説明に追われている。

  • 名称をめぐる混乱を受け、実行委員会はウェブサイトに「お詫び」を掲載した
    名称をめぐる混乱を受け、実行委員会はウェブサイトに「お詫び」を掲載した

「三『鷹』市」「ゆったり」をイメージ

   ICU祭は毎年の実行委員会が運営方針を示し、署名で全学生の過半数の賛成を得ることで開催できるようになる。17年度は4月6日に署名が行われたが、そこでは活動方針以外に「2017年度大学祭正式名称について」と題した文書が示された。この文書では、

「今年度の大学祭は、ICU祭運営方針署名において承認されたのち、『鷹揚祭(おうようさい)』という正式名称のもと開催される予定です」

と名称変更が決定事項のように書かれていた。

   「鷹揚」の意味は、「鷹が空を飛揚するように、何物も恐れず悠然としていること」「ゆったりと落ち着いていること。大様」(広辞苑第6版)。こういったことを念頭に、新名称の趣旨が

「1万3000人を超える来場者を誇る三『鷹』市の一大イベントとしての側面、そしてICUの『ゆったり』としていて美しい緑に包まれたキャンパスや、学生がそれぞれの分野で『自由』に活躍できる環境を表現しています」

などとロゴつきで説明された。

「漢字読めないからなんていうのかわからない」

   この「鷹揚祭」という名称が何の説明もなく発表されたため、ツイッター上でもICU関係者から

「ICU祭正式名称変更という衝撃」
「だいぶ変な話」
「漢字読めないからなんていうのかわからない」

といった困惑の声が次々に上がった。ICUは帰国子女の学生が多いことでも知られている。

   こういった声を受け、実行委員会は4月9日、公式サイトで「多くのICU生の皆さまの間で混乱を招いてしまったことについて心よりお詫び申し上げる」などと陳謝。通称と正式名称との使い分けを新たに説明。「ICU祭」はあくまで通称で、これはこれまでどおり残す。正式名称については、従来は年によって「ICU FESTIVAL 2007」「ICU Festival 50th」などと異なっていた。今回これが「鷹揚祭」になると説明した。今回の騒動を受け、運営方針についての署名も4月14日までは新たに署名したり、署名を取り消したりする申し出を受け付けることが発表された。署名の結果は5月中旬にも公表される見通し。

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