鈴木明子を「ごとき」呼ばわり 羽生結弦評になぜ激怒

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   元フィギュアスケート選手の鈴木明子氏(32)が羽生結弦(22)について語ったところ、ツイッター上の一部ユーザーが鈴木氏を「鈴木明子ごときのスケーターが何言ってんだか」などと批判する事態が起きた。

   一方で多くのユーザーは鈴木氏の評を「的確でかつ熱いエール」と前向きに受け止めており、批判的なツイートに対して「怖い」とまで述べている。

  • 羽生結弦(2014年4月撮影)
    羽生結弦(2014年4月撮影)
  • ソチ五輪金メダル獲得を報告する羽生結弦(2014年2月撮影)
    ソチ五輪金メダル獲得を報告する羽生結弦(2014年2月撮影)

「もっとエモーショナルにできるのではないか」

   鈴木氏は2017年4月26日付のスポーツメディア「webスポルティーバ」のインタビュー記事で羽生の16-17シーズンを振り返った。特に多く言及したのは、宇野昌磨(19)やネイサン・チェン(17)ら新星との比較だ。彼らの台頭により、17年2月の四大陸選手権は「今まではミスがあっても勝てましたが、今回は『もう、そうではない』と実感したのではないでしょうか」と羽生の心情を分析。実際、ショート3位と出遅れた羽生は総合でもチェンに優勝を譲ることになった。

   「真4回転時代」と言われるほど目覚ましくジャンプの技術が発展している現在の男子フィギュア。14年ソチ五輪で羽生が優勝してから、他の選手は「羽生が跳ばないジャンプを跳ぶこと」で追い越そうとしていると鈴木氏は記事で述べている。4回転で羽生がプログラムに組み込んでいるのはトウループ、サルコウ、ループだが、宇野はトウループ、ループに加え、基礎点で1ランク上のフリップ、チェンはさらに1ランク上のルッツを含んでいる。鈴木氏は3人をこう比較する。

「年齢的に考えれば、羽生選手が同じことをするのは難しい。武器をどんどん増やしているのが宇野選手やネイサン選手なら、持っている武器を研ぎ澄ましながら、さらにレベルを上げようとしているのが羽生選手です」

   技術の完成度については「3種類の4回転ジャンプがきっちり入るプログラムをノーミスで滑ることができれば、羽生選手は別格」とした上で「何かを求めるとするならば、もっと感情を入れること」「もっとエモーショナルにできるのではないかと思います」と更なる成長の可能性を述べた。確かにフリーの点数を比べると、宇野のベストは今季世界選手権での214.45、チェンは今季四大陸選手権での204.34で、羽生が今季世界選手権で出した男子歴代最高点の223.20は抜きん出ているが、「のびしろ」はまだまだあるということだろう。

「的確でかつ熱いエール」と「鈴木明子アンチになりそう」に二極化

   この鈴木氏の指摘に対して、改善点があると言ったからか、羽生ファンと思われる一部ユーザーから鈴木氏への非難が飛び出した。

「鈴木明子ごときのスケーターが何言ってんだか」
「鈴木明子アンチになりそう」
「いろいろな性格・能力の選手を受け入れられるだけの容量が少なすぎる」
「気になったのは、羽生sage宇野age(ついでにネイサンageを加えて)で、煽りを何度もしつこく繰り返していたこと」

   しかし一方で、鈴木氏の分析に、次のようにうなずいたユーザーも多かった。

「的確でかつ熱いエール」
「『さらに何かを求めるとするならば、もっと感情を入れること』素人の私ではあるけど、この鈴木明子さんの言葉には共感」
「うなずける部分多いし同じ競技者しての目が冴えてる。4CC(四大陸選手権)で負けたのがターニングポイントという部分にハッとしたよ」

   さきの反発の声については「鈴木明子は何一つ間違ったことは言ってないし、羽生へのエールでしかないと思うんだが、ヲタ怖い」「過剰反応している」とする向きもあり、中には「鈴木明子を叩いてる連中は羽生より格下ってバイアスかかってるのかもしれん」との推測もあった。

   なお羽生自身は、かつて16年12月12日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で技術に対する考え方や感情表現について語ったことがある。「(高難度のジャンプやステップをこなした上で)それから加点をもらうことが非常に大事。4回転3種類が安定して入るようになったのは非常に大きな点。これからさらに磨いて、完璧な演技を目指す」「とにかく感情はすごく出しながら、(ステップでの)上下の動きは注意してやっている」と話していた。

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