ガムには「賞味期限」がない謎 パキパキになっても食べて大丈夫?
2017.05.09 11:34
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水分が少ないので、非常に長持ちする
J-CASTニュースがロッテに取材してみた。
そもそも、ガムは水分が非常に少なく、劣化が進みにくい。食品衛生法では「品質の劣化が極めて少ないもの」については、賞味期限を省略することが認められている。多くのガムに賞味期限の記載がないのはそのためだ。具体的にいつまで「持つ」かは回答がなかったが、
「砂糖や塩と同じように品質の変化がきわめて少ない食品ですので、適切な条件下であれば長期保存可能です」(ロッテ広報室)
という。
ただし、例外がある。「特定保健用食品」だ。特定保健用食品は、「許可を受けた健康機能(成分)を担保することを目的として」賞味期限を表示することが義務付けられている。先ほど触れた「賞味期限あり」のキシリトールガムとリカルデントは、ともに特定保健用食品だ。
ただ、ガムをしばらく放置していると、弾力がなくなって、噛むとすぐにバラバラになってしまうことがある。これは大丈夫なのだろうか。
「乾燥した場合などにパキパキになっていることがありますが、しばらく噛んでいただくと通常通り噛めるようになります」(ロッテ広報室)
とはいえ、いったん開封してしまったガムは、香りが弱くなったり、吸湿してしまう、あるいは、反対に乾燥してしまったりするおそれがあるといい、「早めに食べきることをお勧めする」とのことだった。