本田圭佑「言葉足らず」と反省 自殺めぐり1200字超で「本意」

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   サッカー日本代表FW本田圭佑選手(30)が、若い世代の自殺者数の増加について「他人のせいにするな」などとツイッターで意見を述べ、賛否両論が出た件について、自身の公式サイトに1200字超のコメントで「本意」をつづった。

   「言葉足らずで本意が伝わっていないのと、繊細な内容であるのに配慮に欠けた部分があると自覚し反省して、ここで想いを共有したいと思います」。本田はそう切り出し、自身の身近な人物とも絡めて、改めてメッセージを発信した。

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「3回も自殺を考えて川までいって踏み止まった」親友

   本田が2017年6月4日にコメントを掲載したのは、5月30日の自身のツイートを受けてのものだ。

   ツイートでは、15~39歳の死因は自殺が依然として最多を占め、「若い世代の自殺は深刻な状況にある」との見方を示した自殺対策白書(2017年版)の内容を取り上げたニュースへのリンクを張り、本田選手は「他人のせいにするな!政治のせいにするな!!生きてることに感謝し、両親に感謝しないといけない。今やってることが嫌ならやめればいいから。成功に囚われるな!成長に囚われろ!!」と述べた。ツイートに対して、他のユーザーからは、「その解釈もまた人それぞれ」とするものもあったが、「一方的な意見」「安易な綺麗事」といった否定的な意見も多く寄せられた。

   本田選手は公式サイトでのコメントで、伝えたかったのは「『死なないでほしい』、『生きていればいつか良いことがある』、『良しとする基準は自分が作ればいい』、『出来ることを見つけて少しずつ進んでほしい』ということなんです」と説明した。「正直言って自殺を考えるくらい深く悩んでいる人の気持ちはわかりません」としつつも「ただ本気で、そういう人達に自ら生きようと思ってもらえないものかと感情移入しているのも事実です」と訴えている。

   その背景にはまず、「3回も自殺を考えて川までいって踏み止まったという過去」を持つ「親友」の存在がある。その「親友」から、人が自殺を考えるのは「人に必要とされなくなったと『思った』とき」だと聞いたとし、本田は、万一の時は「少なくとも俺は必要にしてるというのを必ず思い出してくれ」と伝えたという。

   社会構造にも触れ、「あらゆる不平等(社会や環境)が人を傷付けるシステムが存在する」「社会は冷たいし、多くの政治家が国民のことをあまり考えていないように見えます」と述べている。

努力しても「成功するとも限らない。しかし...」

   これらの点から、本田は改めて「外的要因であれ、自分であれ、命を絶つまで自分を追い込んではいけない」と訴えた。「努力しても上手くいくとは限らないですし成功するとも限らない。しかし努力すると必ず何かしらの成長をします」といい、「自分自身こそがどんな状況をもプラスに変えられる唯一の味方」との考えを述べた。

   本田は国内外での社会貢献活動に積極的で、その功績から16年6月には国連財団の「グローバル・アドボケート・フォー・ユース(青少年のための国際的支援者)」に任命され、特に恵まれない子どもたちへの支援を活発にしている。

   今回の公式サイトでのコメントで本田は、世界には戦争や貧困で命を落とす人が多いとして「そこに目を向けることで何かを感じてもらいたいと願っています」ともつづっていた。

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