民進党の蓮舫代表が2017年7月27日に記者会見し、「党の代表を退く決断をしました」と辞意を表明した。今後の民進党の動向が注視されるなか、蓮舫氏が会見の中で発したある言葉に、一部の層が大きな関心を示している。「受けの部分に力を十分に出せませんでした」蓮舫氏は会見の中で、「攻めの部分はしっかりと行政監視をしてきました」と自身の取り組みを振り返った一方で、「攻めと受け、この受けの部分に力を十分に出せませんでした」と反省の意を伝えた。会見はおよそ1時間に及んだが、ネット上の一部では、この「攻めと受け」の一言が大きな注目を集めることとなった。一般的に「攻め」の対義語は「守り」とされるため、「受け」という表現には違和感があったようだ。「攻め」の対義語からその人の趣味嗜好を類推する人からは、「つーか『攻めと守り』なのでは‥『攻めと受け』っていうとどうしてもこう、何か別の(自粛)」というツイートも投稿された。なかでも一番大きな反応を示した層は、「攻めと受け」の表現を用いることが多い腐女子たちのようだ。ツイッター上では「蓮舫辞任、攻めと受けってBLかよw」「そんな堂々と腐女子発言されても...」「蓮舫さん腐女子だった?????」といった憶測が次々と飛び交った。カップリングをする際に「攻めと受け」の設定は欠かせず、腐女子の間では「攻めと受け」は重要なキーワードとなる。ところが、こうした考え方に「攻め受けというと反射的にBLという人はちょっと...」と困惑する声も。「攻めと受けって普通に将棋で使うワードなんだけど」「囲碁なら攻めと受け」「『攻め』と『受け』と聞いて、真っ先にプロレス思い浮かべたんだよなあ」「柔道では攻め手と受け手と云うから、別に間違いじゃないんだよなあ」「空手では『攻め受け』って言ってたよ」「攻めと受けって麻雀用語だよね」など、腐女子以外にも「攻めと受け」の表現を一般的に使用する人たちからの異論も相次いだ。国会議員だから、受け答えの「受け」?このように「攻めと受け」は腐女子のみが使用する言葉ではなく、国会議員という立場から見ても「受け」という表現はあながち間違いではない、とする意見もある。「国会では『攻めの追及』の逆は『守り』ではなく『受け答え』だから『攻めと受け』という表現になっただけでは...」「質問指摘することは『攻め』だし、質問指摘されることを受け答えの『受け』でも別に普通やん」また今回の蓮舫氏の発言の場合、会見で「しっかりとした受け皿になる」とも述べているので、「受け」の表現は「受け皿」からきているのかもしれない。ちなみに蓮舫氏、息子から将棋を挑まれたというツイートを過去にしていることから、将棋の嗜みはあるようだ。
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