夏祭りの人気「ケミカルライト」が危ない 中の液体が飛び散り子どもの目が炎症

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   夏祭りの露店やイベント会場などで子どもに人気のあるケミカルライト(化学発光製品)だが、破損して中から有害な液体が飛び出し子どもがケガをする事故が相次いでいる。

   消費者庁は2017年7月18日、ケミカルライトを子どもに持たせる際は、強く折り曲げたり、物にぶつけたりしないよう言い聞かせることを呼びかけた。

  • 子どもに人気のケミカルライト(日本中毒情報センターのホームページより)
    子どもに人気のケミカルライト(日本中毒情報センターのホームページより)

飛び散った液体を吸いこむと呼吸困難に

   消費者庁の発表資料によると、ケミカルライトにはブレスレット型や棒状などの製品があり、軽く折り曲げることで発光する。ポリエチレンチューブの中にガラスアンプルが入った二重構造になっており、軽く折り曲げた時にガラスアンプルが割れ、中に入っている発光物質が外側の液体と混合、化学反応して光る仕組みだからだ。

   しかし、強く折り曲げすぎると製品が破損し、中の液体が飛び散って子どもがケガをする事故が多い。日本中毒情報センターには、毎年7~8月、40~50件の子どもの事故が報告されている。子どもがかじって漏れ出た液をなめたり、飛び散った液が目に入ったりするなどの事故が、特に5歳以下の子どもに多い。

   ケミカルライトの中の溶液の主な成分は、フタル酸エステルだ。フタル酸エステルは刺激性が高く、目に入ると、かゆみが出て涙が止まらなくなり、角膜炎を引き起こしたりする。鼻や口から吸いこむと、のどや気道が痛くなり、呼吸困難に陥る場合もある。また、皮膚に触れると、アレルギー性皮膚炎を発症するケースもある。

   消費者庁では、中の液体が飛び散った場合の注意事項を紹介している。

   (1)中の液体が目に入った場合は、こすらずにすぐに流水で15分以上洗い流す。痛みが残る場合は眼科を受診する。

   (2)口から飲みこんだ場合は、のどや口腔内の刺激を緩和するために、水をたくさん飲む。大量に液体を飲みこんだ場合は、胃洗浄や吸着剤の投与が必要なため医療機関を受診する。

   (3)手や皮膚についた場合は、すぐに水で洗い流す。

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