小池知事、首班指名は「山口那津男さんがいい」 公明党に揺さぶり強める理由は

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   国政政党「希望の党」を立ち上げた東京都の小池百合子知事が、公明党への揺さぶりを強めている。小池氏が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」は都議会では公明党と連携関係にあるが、国政でも「連携していけると思っています」と発言。10月の衆院選後に行われる首相指名(首班指名)についても「(公明党代表の)山口那津男さんがいいと思います」と述べた。

   小池氏の発言は、国政レベルでの自公連立にくさびを打つ狙いがある可能性もあり、公明党側は警戒感を示している。

  • 「希望の党」を立ち上げた小池百合子氏は公明党への揺さぶりを強めている(2017年7月撮影)
    「希望の党」を立ち上げた小池百合子氏は公明党への揺さぶりを強めている(2017年7月撮影)
  • 公明党の山口那津男代表は小池氏の「二足のわらじ」に警戒感を示している(2014年11月撮影)
    公明党の山口那津男代表は小池氏の「二足のわらじ」に警戒感を示している(2014年11月撮影)

「それはむしろ公明党がお考えになる部分が多いと思う」

   小池氏は2017年9月25日夜のニュース番組に相次いで出演。その中で公明党との関係に関する発言も相次いだ。「報道ステーション」(テレビ朝日)では、国政レベルでの公明党との関係について問われ、小池氏は

「それはむしろ公明党がお考えになる部分が多いと思う」

と突き放したが、同時に

「都政については、子どもの受動喫煙(問題)で、今度25年ぶりに成立するであろう議員による条例が、今、案として公明党さんと都民ファーストで提案させていただいている。まさしく都民の皆さんに対して、そこに第一に目を置いた都政を一緒に進めているというさなか」

などと都政レベルでの良好な関係を強調。

「都民の皆さんはそういったところはしっかりとご覧になっているのではないか」

と述べた。

   その後に出演した「ユアタイム」(フジテレビ)では、自民党との関係について

「もし自民党と組むということになると、首班指名で安倍晋三というふうに希望の党の皆さんが書くケースもあると考えてもいいいか」

と質問され、小池氏は「えらい先の話ですねー」と苦笑いしながら

「いや、あのー、山口那津男さんがいいと思います」

と発言。国政では公明党と「なかなか微妙な関係」になると司会者が指摘すると、小池氏は

「いやでも、都民の皆様方に対して、共に歩んでいるところでありますので...。この件についても連携していけると思っています」

と、国政レベルでも公明党との連携に前向きな姿勢を示した。

   一方の公明党側は慎重だ。都議会公明党の東村邦浩幹事長は記者団に対して「裏切られたという思いでいっぱい」と「二足のわらじ」状態に不快感を示し、山口代表も25日午後の与党党首会談後、小池氏が現時点では「知事としての成果を十分に出せていない」として、「あくまでも都知事としての責任を全うしていただきたい」と述べ、国政進出への警戒感をにじませた。

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