2018年 10月 21日 (日)

朗報!ハゲデブを一石二鳥で解決 カロリー制限で毛が豊かにふさふさ!

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   「ハゲ」で「デブ」といえば、オトコの2大コンプレックスだが、2つの悩みを一挙に改善する一石二鳥のような研究をブラジル・サンパウロ大学のチームがまとめた。

   マウスの実験だが、カロリー制限をしてダイエットさせたところ、ふさふさとした長い毛が生えてきた。脂肪の減少により、体温保持の必要に迫られ体毛が豊かになったとみられる。研究成果は細胞学専門誌「Cell Reports」(電子版)の2017年9月号に発表された。

  • 薄毛はオトコのお悩みだが
    薄毛はオトコのお悩みだが

マウスの実験では毛が2倍に長く豊かに

   同誌の論文によると、これまでの研究で、カロリー制限は肥満や糖尿病の防止に効果があるばかりか、「長生き遺伝子」と呼ばれるサーチュイン遺伝子の働きを活性化させて寿命を延ばすなど、多くの健康効果が知られている。カラダが「飢餓状態」になることで生存本能が目覚め、サーチュイン遺伝子のスイッチがオンになるからだ。「断食をすると健康になる」といわれるのはそのためだ。しかし、内臓や脂肪組織に対する影響は調べられてきたが、カラダの最大の器官である皮膚への影響についてはわかっていなかった。 そこで、同大生物学研究所のアリシア・コワルトスキー教授らは、マウスを次の2つのグループに分け、カロリー制限が皮膚に与える影響を比較した。

   (1)いつでも好きなだけエサを食べるグループ(肥満マウス)。

   (2)(1)の60%のカロリーに制限されたエサを食べるグループ(制限マウス)。

   1か月後の体重を比べると、制限マウスは肥満マウスの半分だった。皮膚の状態を比べると、制限マウスは毛皮が厚く、毛がふさふさして長くなっていた。特に「guard hair」(ガードヘア)と呼ばれる、名前の通りカラダを守る役割がある体毛の中心的な毛が肥満マウスの2倍の長さと量に増えていた。

   念のため、両方のマウスの背中の一部を剃って、2週間後に生えてきた毛の面積や成長率を比較した。すると、制限マウスの方が新しい毛の面積が増え、成長率も高かった。さらに背中の毛を青く染め、生え変わりのスピードを見ると、制限マウスは生え変わるスピードが遅かった。一度生えた毛が長く保持されるのだ。

   脂肪が減ったため、豊かな毛が断熱材の役目を

   皮膚を細胞レベルで分析すると、制限マウスは発毛を促進する毛包幹細胞が拡大しており、肥満マウスに比べ、皮膚の血管の量が3倍に増えていた。これらの血管が皮膚の新陳代謝を活発にするとともに、毛包幹細胞に豊富な栄養を送り込み、毛を増やしていたのだ。

   いったい、どうしてカロリーを制限すると、毛が豊かにふさふさと生えてくるのだろうか。コワルトスキー教授は論文の中でこう説明している。

   「カロリーを制限されたマウスの豊かな毛は、断熱材の役割を果たしていると考えられます。脂肪が減少して体温を保持することが難しくなり、皮膚が寒さに適応するために変化したのでしょう」

   サンパウロ大学の研究はあくまでマウスの実験で、人間の毛への効果については触れていない。カロリー制限は、ダイエットと頭の薄毛対策の一石二鳥になるかもしれないが、体毛が濃くなる可能性も考えた方がよさそうだ。

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