結成5か月のお笑いコンビ「にゃんこスター」がコント日本一を決める「キングオブコント2017」(TBS系、以下KOC)で準優勝した。これをきっかけに、青森県黒石市のマスコットキャラクター「にゃんごすたー」が「にゃんこスターは知らないけどにゃんごすたーなら知ってる」とネットで再び脚光を浴びている。「にゃんごすたー」の華麗なドラムテクニックが話題になったのは、約1年前。ロックバンド「XJAPAN」の代表曲「紅」を演奏する動画がネットで拡散し、「青森のYOSHIKIだな」と絶賛の声が上がったのだった。エハラマサヒロ「血ぃ吐くぐらい笑った」「にゃんこスター」は、2017年5月に結成したスーパー3助さん(34)とアンゴラ村長さん(23)の男女コンビだ。男女コンビの決勝進出は、KOC史上で初めてだった。大塚愛の代表曲「さくらんぼ」に合わせ、縄跳びを飛んだり跳ねたりする――。決勝のファーストステージ(1本目)でこうした斬新なネタを披露し、審査員の心をわしづかみにすると、ファイナルステージ(2本目)に首位で進出した。1、2本目の合計点でお笑いコンビ「かまいたち」に敗れたが、初の大舞台で視聴者に鮮烈な印象を残した。にゃんこスターが1本目のネタを終えると、瞬く間に「にゃんこスター」はツイッターのトレンド欄で上位に浮上した。「にゃんこスター面白すぎる!」「コントの概念、コントの歴史を変えやがった!」など称賛する声が上がった。「あらびき団の特番してください!そして、にゃんこスターを呼んでください!」(東野幸治さん)「にゃんこスターで血ぃ吐くぐらい笑ってしまった。すご」(エハラマサヒロさん)「はぁー、にゃんこスター面白かった」(「ハライチ」岩井勇気さん)とお笑い芸人たちにも衝撃を与えた。一方、にゃんこスターがネットで話題になるにつれて、青森県黒石市のマスコットキャラクター「にゃんごすたー」も脚光を浴びることとなった。「にゃんこすたーってなんぞや、にゃんごすたーじゃないんかって思ったらにゃんこすたーだった」「にゃんこすたーとにゃんごすたーは別物なのね?」「自分的には『にゃんこスター』より『にゃんごすたー』派」「にゃんこスターとにゃんごすたーで全国まわろう」「にゃんごすたー」は2016年10月、野外音楽イベントでロックバンド「XJAPAN」の代表曲「紅」のドラム演奏を披露し、ネットで「青森のYOSHIKIだな」と知名度を高めた。スティックを縦横無尽に動かし、ドラムセットを叩きまくるテクニックと、愛くるしい見た目との「ギャップ」に、ネットユーザーたちは「全然ゆるくないドラムの演奏レベルすごすぎる!!」「着ぐるみでこれだけ叩けるとかどう考えてもプロ」と、魅了されていた。にゃんごすたー「本人」は当時、J-CASTニュースの取材に「びっくりなんですけど、マジで嬉しいッス」とコメント。「腕が短くてシンバルに届かないこともあって大変です。あと、夏場は本当に地獄ッス」「(名前の由来は)もちろん、ビートルズのリンゴ・スターからとっています」などと話していた。にゃんごすたーは10月2日現在、SNSでにゃんこスターの活躍ぶりに何もコメントしていない。ただ、ツイッターでは「にゃんこスターって誤字かと思ってたよ...私はにゃんごすたーが好きだよ...ドラムカッコイイよね...青森においでよ...」「にゃんこスターとにゃんごすたーを間違えて青森においでよ」「にゃんこスターとにゃんごすたーで全国まわろう」といった声が上がっており、夢の「共演」を待ち望むファンもいるようだ。
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