2018年 9月 26日 (水)

「投票データ教える」 西宮市選挙スタッフ名乗る暴走ツイート次々 市は「特定できず」困惑

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   「期日前投票のデータ教えてやる約束した」「必ず投票用紙の二重交付する」などといったツイートが、「西宮市選挙スタッフ」を名乗るユーザーから繰り返されている。2017年10月の衆院総選挙のため、人材派遣会社から派遣されたという。

   西宮市選挙管理委員会事務局は「ツイートは把握している」ものの、「人物は特定できておらず、対応しかねている」と困惑している。

  • ツイッターで投票用紙を二重交付するなどと投稿されている(写真は2016年7月の参院選前の都内イベントで撮影。この記事の内容とは関係ありません)
    ツイッターで投票用紙を二重交付するなどと投稿されている(写真は2016年7月の参院選前の都内イベントで撮影。この記事の内容とは関係ありません)

「それを意図的にやろうてんだから俺は」

   「暴走」ツイートを続けているのは「坂道グループのファン」というアカウント名。「西宮市選挙スタッフ」を名乗っており、個人情報を流そうとする、故意に事務に支障をきたそうとするなどの投稿を繰り返している。10月に入ってからは連日、以下のようにツイートしている。

「職権で兵庫県N市の期日前投票のデータ教えてやる約束した」(2日)
「選挙事務でミスると選官から全投票所に通達がいきます。(中略)それを意図的にやろうてんだから俺は」(3日)
「#衆議院選挙 西宮市にて必ず投票用紙の二重交付することを誓います!」(6日)
「あなたの周りに西宮市在住はわかるけど、具体的な場所わからない人いない? 選挙管理システム使ってお探しします」(8日)

   こうした内容にインターネット掲示板では「えげつないな」「これは酷い」「どこの誰だよ」と不快感を覚える書き込みが多数。また、「やろうと思えば簡単に二重交付できるわけだ?」「こんな奴等が選挙に関われるんだ そりゃ票もやりたい放題だわ」と管理の甘さを指摘する向きもある。

「どうすればやめさせられるか分からない」

   兵庫・西宮市選管事務局の担当者は12日、J-CASTニュースの取材に対し、「ツイッターユーザーの存在は把握している」とするも「人物は特定できておらず、対応しかねている。どうすればやめさせられるか分からない。とにかく、市民と選挙管理事務に混乱がないようにしたい」と話す。10日に情報提供を受けて発覚し、同日中に警察に相談をしたが、取材時点で「進展はない」という。

   一方、このユーザーは人材派遣会社「テルウェル西日本」の派遣社員だとも名乗っている。市選管は同社から総選挙のためにスタッフの派遣を受けているといい、同社に対し「選挙に混乱のないようにしたいと協力を要請した」と話した。

   J-CASTニュースは12日、テルウェル西日本に、ツイッターの人物は特定できたか、その人物に何か具体的に対応をとったかを聞いたが、「社員のプライバシーに関わることなので、特定できたか否かを含めて、お答えできない」とだけの回答だった。「詳細な状況把握に努めながら、市選管と協力して選挙事務に支障がないようにしたい」と話している。なお同社から西宮市選管には約170人派遣しているという。

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