安倍内閣、支持率は復調傾向だが... 「総裁3選、反対54%」が意味するコト

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   第4次安倍内閣発足後、森友・加計問題で低迷してきた内閣支持率が復調傾向だ。ただ、自民党総裁3選の是非については反対の声の方が多い上、加計学園の獣医学部設置が認可される見通しになったことについても「納得できない」とする声の方が多く、安倍氏個人に対する風当たりは相変わらず強い。

   政党支持率では、衆院選で躍進した立憲民主党が希望の党を引き離して野党で最も高い水準を記録。ただ、現時点では国会審議で特段の成果を上げたわけではなく、期待感が先行しているともいえる。

  • 安倍内閣の支持率は復調傾向だが…(2017年9月撮影)
    安倍内閣の支持率は復調傾向だが…(2017年9月撮影)

支持率が不支持率を上回る

   JNNと産経新聞社・FNN(フジニュースネットワーク)の大手2グループが2017年11月11、12日に世論調査を行い、その結果を翌13日に報じた。両調査とも支持率は上昇して不支持率は低下し、支持率が不支持率を上回った。JNN調査での支持率は前回10月調査より4.4ポイント高い53.1%。不支持率は3.4ポイント低い45.8%だった。産経・FNN調査の支持率は、前回10月調査より5.2ポイント高い47.7%で、不支持率は3.9ポイント低い42.4%だった。JNN調査では5か月ぶり、産経・FNN調査では2か月ぶりに支持率が不支持率を上回った。

   ANNが11月4、5日に行った調査でも支持率は前月比7.3ポイント増の44.2%、不支持率は同4.8ポイント減の41.5%で、2か月ぶりに支持率が不支持率を上回った。11月1日の安倍内閣発足から支持率の回復傾向が続いていると言えそうだ。

   だが、安倍氏個人に対する風当たりは相変わらず強い。JNN調査で、内閣不支持の理由で最も多かったのが「安倍総理に期待できない」(31.0%)。安倍氏の自民党総裁としての2期目の任期は18年9月に満了するが、

「あなたは、安倍総理が3期目も自民党総裁を続投することに賛成ですか、反対ですか?」

という問いでは賛成は36%にとどまり、反対が54%と大きく上回った。

立憲民主党11.0%、希望の党3.4%

   解散前に支持を落とす原因になった「森友・加計」問題も尾を引きそうだ。加計学園の獣医学部について文部科学省の審議会が設置を認める、と答申したことについて62%が「納得できない」と回答。「納得できる」は25%にとどまった。「森友・加計」問題について

「引き続き国会で審議すべきだと思いますか、その必要はないと思いますか」

との問いには62%が「審議すべき」と答え、「審議する必要は無い」は32%だった。

   それでも、政党レベルでは「自民1強」だ。JNN調査では自民党が35.6%で最も高く。立憲民主党(11.0%)が続く。それ以降は公明党4.0%、共産党3.4%、希望の党3.4%といった具合だ。希望の党は11月10日に玉木雄一郎衆院議員を共同代表に選んだばかりだが、依然として立憲民主に大きな差をつけられている。同時期の産経・FNN調査でも、自民党38.5%、立憲民主党15.3%、公明党4.1%、希望の党3.9%、共産党3.4%と、ほぼ同様の結果が出ている。

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