偏食は天才アスリートの証明か 宇野昌磨「肉しか食べない伝説」

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   平昌冬季五輪の開幕まであと3か月足らずに迫った。各競技では出場選手の選考が進んでいる。フィギュアスケート男子で有力なひとりが、宇野昌磨選手だ。

   羽生結弦選手と共に、五輪でのメダルが期待される。一方で、食生活はちょっと独特だ。実は野菜が苦手という。

  • 肉も必要だけれど…
    肉も必要だけれど…

荒川静香さん「野菜を」宇野選手「あとで」

「食べたいものは食べて、嫌いなものは全部避けています」

   ややはにかみながら宇野選手がこう答えたのは2017年10月31日、「真相報道バンキシャ!」(日本テレビ系)の取材に対してだ。「嫌いな物」とはズバリ、野菜。11月19日放送の同番組で、詳しく報じられた。

   アイスショーでのランチタイム風景。同じショーに出演した、トリノ冬季五輪金メダリストの荒川静香さんに野菜を食べるよう促されるが、「あとで食べます」と逃げ腰に。

   さらには宇野選手の実弟がこう明かした。

「昌磨は基本、肉、肉、肉。野菜を食べたら、多分僕、びっくりします」

   一般的に食事は、栄養のバランスが大事だ。なかでも野菜は健康維持のため、積極的に食べるように勧められることが多い。体が資本のスポーツ選手なら、なおさらだろう。

   では偏食の一流アスリートがいないのか、と言えばそんなことはない。代表格のひとりが、大リーガーのイチロー選手だ。本人の口から野菜が嫌いと公言しているかは不明だが、例えば2011年11月19日付の朝日新聞夕刊ではイチロー選手が「極度の野菜嫌いとして知られる」としている。さらに、高校時代に指導した愛工大名電高野球部元監督の中村豪さんの、こんな証言を掲載した。

「(彼は)野菜とキノコがダメで、鼻をつまんで丸のみしていた」

中田英寿さんは「コンプレックス」とも

   もうひとり、野菜が苦手と知られるのが、サッカー日本代表で活躍した中田英寿さんだ。2013年6月4日付の日刊スポーツでは、「カレー、ハンバーガー、ラーメン、お菓子を好み、ホウレンソウ、キュウリ、キャベツなどの野菜類には手を付けず、栄養の偏りはビタミン剤で補った」と書かれている。スポーツ専門メディア「Number Web」では、中田さんのかつての「名言」を紹介している。

「俺みたいな職業についていながら、野菜が食べられないっていうのは、正直、結構なコンプレックスにはなってますね」

   男子体操でロンドン五輪、リオデジャネイロ五輪の金メダリスト、内村航平選手も、野菜をあまり好まないと言われる半面、チョコ菓子が大好物という。

   3人のアスリートの実績は、いまさら説明の必要はないだろう。先述の「バンキシャ!」に出演していた元陸上ハードル選手の為末大さんも、「現役時代、野菜は最初嫌いだった」と明かした。一方で、徐々に食べるようになったとも。宇野選手についてはまだ19歳と若く、疲れの回復が早いのでそこまで食事が気にならないのだろうと推測した。

   一方でアスリートが年齢を重ねていくと、練習量よりも「いかに疲労を回復させるか」が大事になり、そのための食事が重視されるようになる。そうなれば宇野選手も、徐々に野菜や栄養面の興味を持っていくかもしれない。もっとも、こうした理論を超越するような大天才アスリートの可能性もある。

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