2024年 5月 4日 (土)

白鵬は暴行行為に責任ないのか 「調査必要」「放っとくのは、ある意味『加勢』」

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「そんなに権限があるのなら、じゃあなんで止めねえんだよ」

   白鵬は九州場所の優勝インタビューで「膿を出し切る」「日馬富士関も貴ノ岩関も土俵にあげてあげたい」と述べ、万歳三唱。一力士が決められる事項ではないだけに、横綱審議委員会の北村正任(まさとう)委員長が「委員からは横綱としておかしいのではないかという意見が多かった」と苦言を呈すなど物議を醸した。

   前出「バイキング」で俳優の梅沢富美男さんは、「白鵬が千秋楽の優勝インタビューで言ったことが、ずっと引っかかるんだよな」とこのシーンに触れ、

「そんなに権限があるのなら、じゃあなんで(暴行を)止めねえんだよ。そこで止めてりゃ(日馬富士の)引退もなかったはずなんだ」

と語気を強めて白鵬の「放言」を批判した。

   ツイッター上でも、こんな意見が続々と投稿されている。

「日馬富士の次は白鵬の責任追及だな 数十発も殴ったのが事実なら止めなかった人間も問題があるはず」
「相撲界の隠蔽気質は酷い。暴力を傍観し報告もしなかった白鵬にも大きな責任がある」
「白鵬もこの暴力事件の場の雰囲気作りに関与しているでしょ 何十発も殴られる前に止めろよ!」

   白鵬の言動には協会も対応。白鵬は30日の理事会に呼ばれ、千秋楽で万歳三唱を促したことなどについて厳重注意を受けた。また30日付の読売新聞(ウェブ版)によると、八角理事長が28日に全力士を集めて講話した際、白鵬は「貴乃花巡業部長のもとでは冬巡業に参加できない」などと発言し、理事長から力士会などを通じて求めるよう、たしなめられたという。

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