2019年 1月 20日 (日)

キャセイ機乗務員が「バラバラ」証言 北朝鮮ICBM、やっぱり「再突入技術」未確立?

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   2017年11月29日未明に北朝鮮が打ち上げた長距離弾道ミサイル(ICBM)「火星15」をめぐり、航空機からの目撃証言が相次いでいる。中でも、香港メディアによると、キャセイパシフィック航空の乗務員はミサイルが「爆発し、ばらばらになった」と証言したという。

   仮に証言が正確であれば、弾道ミサイルの技術に不可欠な再突入技術が確立されていない可能性もありそうだ。

  • ミサイルが日本海に着水する直前の11月29日4時頃の様子(写真は航空機の位置を表示するウェブサイト「フライトレーダー24」)から。大韓航空や日本航空機が日本海を飛んでいた
    ミサイルが日本海に着水する直前の11月29日4時頃の様子(写真は航空機の位置を表示するウェブサイト「フライトレーダー24」)から。大韓航空や日本航空機が日本海を飛んでいた

発射時刻と目撃時刻のつじつまが合わないが...

   日本政府の発表によると、ミサイルは3時18分頃、北朝鮮西岸から発射され、高度は約4000キロに達した。約53分間、1000キロにわたって飛び、4時11分ごろ、青森県西方約250キロのEEZ内に落下した。

   香港の英字紙、サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)は17年12月5日、サンフランシスコ発香港行きのキャセイパシフィック航空のCX893便の乗務員がミサイルを目撃したと報じた。同紙によると、香港時間2時18分(日本時間3時18分)にミサイル再突入とみられる事象を目撃したといい、キャセイの広報担当者がSCMPに対して

「当該便は事象が起こった地点から遠く、手順に従って日本の管制に報告した」

と説明したという。3時18分の時点で、CX893は三陸沖を飛んでいた。SCMPによると、従業員向けの掲示板には、CX893の乗務員から

「現在地の近くで北朝鮮のミサイルが爆発し、ばらばらになった」

といった報告があったことをマネージャーが書き込んだという。日本政府が発表したミサイルの発射時間とキャセイ乗務員の再突入目撃時刻が一致している。(1)キャセイ側の目撃時刻が誤っている(2)キャセイ側が、発射直後に切り離されたエンジンロケットの1段目がバラバラになるのを目撃していた、といった可能性がありそうだ。仮に(1)の場合で目撃時刻以外が正しいとすれば、ミサイルは着水前にバラバラになった可能性がありそうだ。

JAL機やKAL機もミサイルらしきもの目撃

   日本航空(JAL)機もミサイルらしきものを目撃していた。JAL広報部によると、羽田発ロンドン行きのJL便の乗務員が4時過ぎ、新潟沖の日本海上空を飛行中に11時の方向に

「明るい火の玉のようなものが落下していくのを目撃した」

という。この「火の玉のようなもの」とJL41便とは、東京-静岡の直線距離にあたる約150キロ程度離れていたという。韓国の聯合ニュースなどによると、ロサンゼルスやサンフランシスコから仁川空港に向かっていた大韓航空(KAL)便の乗務員も「遠くに光が見えた」と証言しているという。

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