2024年 3月 19日 (火)

欅坂46「ナチス風」衣装問題で「色使いが面白くて好き、というわけにはいかない」 ユダヤ系人権団体幹部が会見

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   ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター(SWC)」のエイブラハム・クーパー副所長が2017年12月20日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見した。

   SWCは、アイドルグループ「欅坂46」がナチスドイツを想起させる衣装を着たとして非難声明を出していた。クーパー氏は、欅坂46を運営するソニーミュージック側が同氏を招いて研修会を開いたり、SWC主催の展示会に幹部が訪問したりしていることに言及し、「この事実は我々の誇りとするところ」「ソニーは適切に対応した」などと高く評価し、「不幸な事案を学びの機会にすることが我々の関心事」と話した。

  • 「ナチス風」指摘は「当然」か「難癖」か 欅坂46謝罪めぐりネットで賛否
    「ナチス風」指摘は「当然」か「難癖」か 欅坂46謝罪めぐりネットで賛否
  • 衣装が「ナチス風」だとして問題視された
    衣装が「ナチス風」だとして問題視された
  • 「ナチス風」指摘は「当然」か「難癖」か 欅坂46謝罪めぐりネットで賛否
  • 衣装が「ナチス風」だとして問題視された

ソニーの対応には評価

   欅坂46をめぐっては、16年10月のイベントで着た衣装がナチスドイツを想起させるとして波紋が広がり、SWCも

「10代の若者がナチス風の衣装を着てステージや観客席で踊っているのを見ることは、ナチス大量虐殺の犠牲者に多大な苦痛を引き起こす」

とする非難声明を発表。声明発表から24時間足らずで欅坂46の運営会社や総合プロデューサーの秋元康氏が謝罪することになった。

   ソニーミュージック系列に所属する歌手としては、氣志團が11年にナチス親衛隊(SS)の制服に似た衣装を着てテレビに出演して問題化したという経緯がある。クーパー氏によると、氣志團の件でSWC側の懸念を伝えソニー側も謝罪したが、新たに事案が起こったため「さらに強く反応」したという。

   その後のソニー側の対応に、クーパー氏は総じて理解を示している。都内で開幕したSWC主催の「3500年の歴史を持つユダヤの歴史展」にソニーミュージックの幹部が2人来たとして、クーパー氏は「この事実は非常に誇りとするところだ」と述べた。数か月前にはソニー側から招待を受け、130~140人を前にプレゼンテーションしたことも明らかにした。

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