2024年 5月 17日 (金)

安倍演説から消えた「最も重要な隣国」の枕言葉 それでも韓国へ出向く理由

産経調査でも開会式「出席すべき」の方が多い

   国内世論は慰安婦問題をめぐる韓国の対応にはきわめて否定的だが、実は開会式出席への拒否感はそれほど強くない。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が1月20、21日に行った世論調査では、「日本に追加対応を求める文在寅(ムン・ジェイン)大統領の方針に納得できるか」の問いに「納得できる」はわずか5.4%で、「納得できない」が90.8%を占めた。ただ、「安倍首相は開会式に出席すべきか」という問いには、「出席すべきだ」が49.5%で、「出席する必要はない」の43.1%を上回った。

   朝日新聞社が同時期に行った調査でも同様の結果が出た。慰安婦問題をめぐる韓国政府の対応に「納得できますか」という問に「納得できる」8%に対して、「納得できない」が79%だった。平昌五輪開会式について「出席した方がよいと思いますか」という問いには、「出席した方がよい」53%、「そうは思わない」30%だった。こういった状況が安倍首相の判断に影響した可能性もある。

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