2018年 8月 21日 (火)

カンニング竹山と対談、文春編集長の言い分 「よくなかった」過半数「今更なに憐れみを乞うてんの」

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   週刊文春は2018年1月27日、同誌の新谷学編集長(53)とお笑いタレント・カンニング竹山さんの対談イベントを都内で開催した。

   同誌をめぐっては、音楽プロデューサー・小室哲哉さんの不倫疑惑を報じて以来、世間の風当たりが強まっている。そうした声を受け、新谷氏は「顔出しNG」を解禁、ついに重い口を開いたのだが...。

  • (左)竹山さん、新谷編集長(「週刊文春デジタル」ニコニコ動画チャンネルより)
    (左)竹山さん、新谷編集長(「週刊文春デジタル」ニコニコ動画チャンネルより)
  • イベントの視聴者の反応は…(「週刊文春デジタル」ニコニコ動画チャンネルより)
    イベントの視聴者の反応は…(「週刊文春デジタル」ニコニコ動画チャンネルより)

「報道で介護を知るきっかけになれば」

   「顔出し懺悔じゃない」――イベント冒頭、新谷氏はこう話す。

   これまで「編集者は黒子である」との不文律を守り、インタビュー等で顔出しを控えてきた新谷氏。だが、マスコミへの不信感が日々強まり、媒体を信頼してもらうには顔を出しての情報発信が必要ではないか、と常に考えていたという。

   そうした思いに加え、小室さんに放った「文春砲」への批判が高まったこともあり、今回の場が設けられた。

   新谷氏は、文春には「『人間には色々な顔がある』ということを伝える」との原点があると話す。著名人などの「表の顔」だけでなく「裏の顔」も伝えることで、世間の「ガス抜き」につながるといい、小室さんの件も「引退させたいという動機はまったくない」。

   批判については「開き直って『何も悪くなかった』というつもりはない」と前置きした上で、記事の狙いを

「介護は本当に大変だと。だから小室さんも息抜きしていることを伝えることで、介護の現場の理想の現実をみなさんが考えたり話したりするきっかけになればいいと思った」

と説明し、理解を求めた。

小室騒動でメディア環境が良くなった

   ただし、タレント・ベッキーさんとロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音さんとの「ゲス不倫」報道以降、

「私が意図するものと、(世間への)伝わり方にどんどん大きなギャップが出てきているのも事実」

と新谷氏は苦悩を明かす。

   当時、ベッキーさんが猛バッシングを受けたことは「まったく予想していなかった」「かわいそうだった」と振り返る。「まだ評価が定まっていない金ピカなものに一太刀浴びせるのは好き」だが、ベッキーさんのように「弱り切っている人を叩くのは大嫌い」。

   さらに、小室さんの騒動で教訓となったのは、

「ネットをご覧になっていつも書き込んでいる方々が冷静になったというか、客観的になった」。

   第一報では、小室さんへの批判が集中したものの、引退会見を機に「文春叩き」が活発に。最近では批判の矛先が、拡散を手伝うテレビや炎上させるネットユーザーにも向かい、「メディアを取り巻く状況が良い方向に進んだんじゃないか」と分析する。

「(不倫報道は)もういいんじゃないと思うことはある」

   こうした不倫報道への「辟易」は、今後の記事制作に生かされるのか。新谷氏は今後の方針を聞かれ、

「雑誌は生き物ですから、その時代の空気によってこれまではこれは話題になるしみんなが興味を持って読んでくれるけど、これはちょっと違うよねということは当然ある」

と回答。方針は日々移ろっており「私自身も(不倫報道は)もういいんじゃないと思うことはある」とするも、具体的な方針については明言しなかった。

   当日の模様を中継した「週刊文春デジタル」ニコニコ動画公式チャンネルでは、5000人以上の視聴者を対象にアンケートを実施。「良くなかった」(「あまり良くなかった」含む)と答えた人(55.8%)が、良かった(「まあまあ良かった」)の32.8%を上回った。

   コメント欄などには、「文春の方針には納得できた」「文春がんばれ」と肯定的な意見が寄せられたものの、

「日本の大事なアーティストを引退に追いやった 大罪は、どんな言い訳をしてもぬぐえるものではない」
「悪役らしく大きな顔してりゃいいのに、今更なに憐れみを乞うてんのだろうか...。」

など、新谷氏の主張に納得できないとする声が多い印象だ。

   新谷氏は、著書『「週刊文春」編集長の仕事術』(ダイヤモンド社)でこんなことを綴っている。

「この仕事は正直に言って、真面目な人、オーソドックスな感性の人はあまり向いていない(中略)みんなが『右だ右だ』と言っているときに、『ちょっと待てよ、左はどう?』と言ってみたり、全く思いもよらないものを提案する。あるいはみんなと同じ方向だとしても、さらに突き抜けるパワーを持ったアイデアを出す。そうしたセンスが求められている」

   今後、文春砲の「砲弾」に変化はあるのか、注目が集まる。

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