2024年 4月 30日 (火)

「記憶喪失」番組の男性、29年前不明の男の子? 「警察がDNA鑑定へ」で注目

「目と鼻のあたりが似てる」と感想

   番組は、録画インタビューや再現ドラマ、スタジオの生放送で構成され、後半には視聴者から寄せられた情報が紹介された。この中で、冒頭に触れた「29年前、4歳で行方不明」となり、公開捜索されていた「松岡伸矢君」の写真と似ているという指摘が登場。スタジオ陣がパソコン画面で「松岡伸矢君」の写真を見て、出演男性と「目と鼻のあたりが似てる」といった感想をもらしていた。

   一方で、不明になったのは1989年(当時4歳)で、今は32歳ごろになっているとも番組では指摘した。男性の記憶にある「25歳」とは開きがある。男性の「1997年8月21日に『今日で5歳になった』と告げられた」という記憶の日付けが正しければ、伸矢君なら5歳ではなく12、3歳だったことになる。

   徳島県警の公式サイトなどによると、伸矢君は、1989年3月、4歳の時に茨城県から徳島県貞光町(現つるぎ町)に帰省中、両親が「40秒ほど」(徳島新聞)目を離した間に行方が分からなくなった。当時、現場近くの山林で大がかりな捜索が行われたが、見つからなかった。県警サイトでは「拉致の可能性を排除できない事案に係る方々」の中の1人として情報が当時の顔写真付きで公開されている。

   県警によるDNA鑑定方針は、2月1日夜に産経新聞(ネット版)が報じたほか、2日には徳島新聞(同)やTBSの昼ニュースでも伝えられた。徳島新聞の記事には、伸矢君の父正伸さん(60)のコメントも載っており、「皆さまから心配の声をいただき大変ありがたい。DNAが一致すればいい。テレビに出演した男性の情報が集まってほしい」と答えている。

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