2018年 7月 16日 (月)

ついに産経新聞が... 昭恵夫人に「今は行動自粛されては」 

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   「拝啓 安倍昭恵さま 僭越ながら、今は行動自粛されては」――こんな見出しを取ったコラムを産経新聞が掲載した。

   比較的安倍政権に近い立場で知られる産経新聞が、こうした首相の「身内」を批判するともとれる記事を掲載するのは珍しい。

  • 安倍昭恵夫人(2017年3月8日撮影)
    安倍昭恵夫人(2017年3月8日撮影)

昭恵夫人は「政権の足を引っ張りつつある」

   「拝啓 安倍昭恵さま」の記事は2018年3月21日朝刊(東京本社版)の「政論」欄に掲載。学校法人「森友学園」の国有地売却をめぐる問題で、昭恵氏の国会招致に向け野党が攻勢を強めるとしたうえで、

「肝心の昭恵氏はといえば、自身の置かれた状況にはふさわしくない言動が散見される」

と、昭恵氏について言及。11日の「野党のバカげた質問ばかりで、旦那さんは毎日大変ですね」という内容を含むフェイスブックの投稿に「いいね!」を押したことを引き合いに、

「安倍首相が置かれた立場を踏まえた言動は常に求められる」

と襟を正すよう求めた。

   さらに、昭恵氏が「政府・与党内だけでなく安倍首相を支持する層にも疑問符を広げ、政権の足を引っ張りつつある」とし、

「首相夫人に対して大変僭越(せんえつ)ながら、ここは行動を自粛なさってはいかがだろうか」

と締めくくった。

   ただ、今回の記事でも「昭恵氏は多くの人が認める魅力的な女性」とし、潰瘍性大腸炎で第1次内閣を退陣した安倍首相を支えたことや、障害者福祉や環境問題への尽力、総裁選で安倍首相の背中を押したことなど、肯定的な面にも触れている。

日経社説は公の場での説明求める

   産経新聞は3月17日の「産経抄」で、財務省近畿財務局の職員の自殺の原因が「安倍夫妻の軽率な言動」にあるなどと野党議員が「決めつけを投稿した」として、

「初めに有罪ありき、ということか。自死した人を政治利用し、臆測を確定事実であるかのように粉飾し、特定の人物をヒステリックに攻撃する。現代社会で、堂々と魔女裁判が進行していることに戦慄する」

などと投稿を批判。この時点では昭恵氏を擁護していたともとれる。

   他紙に目を向けると、朝日新聞は「昭恵氏影響、疑念晴れず 首相『忖度、答えようがない』」(20日)と見出しを取り、森友学園をめぐる問題に昭恵氏が影を落としているとの見方を示した。毎日新聞は「常に浮かぶ昭恵氏の影 記述削除明るみに」(12日)と題して、昭恵氏と、森友学園前理事長の籠池泰典被告=詐欺罪などで起訴=の妻、諄子被告とのメールのやりとりや、金銭の授受に関する籠池泰典被告との言い分の食い違いなどを指摘している。

   日本経済新聞は20日の社説で、昭恵氏に対して公の場所で経緯を説明するよう求め、早急な事実解明を求めている。読売新聞は20日の社説で「森友文書問題 稚拙な対応が不信感を高めた」とし、安倍夫妻の関与をうかがわせる決裁文書は無かったものの気を引き締めるべきだとしている。

   森友問題をめぐっては、財務省の理財局長だった佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問を27日に行うことが決まり、野党は昭恵氏の喚問も求めている。

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