2018年 6月 25日 (月)

「AI市長候補」が登場 投票で「AI」と書けるのかを選管に聞くと...

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   東京都多摩市長選に出馬した候補者のロボットのようなポスターが、ツイッター上で話題になっている。

   候補者は、「AI市長」を名乗っているが、AI(人工知能)そのものは出馬できるのだろうか。

  • ロボットのようなポスターが話題に
    ロボットのようなポスターが話題に

「こういう時代が来たかw」など様々な声

   若い女性のアンドロイドのようなものが、ポスターに大きく載っている。全身が銀色に輝いており、候補者名の上に「AI市長候補」と書かれていた。

   この候補者は、2018年4月8日に告示され、15日投開票となる多摩市長選に出馬した無所属新人の会社員松田道人さん(44)だ。

   松田さんは、IT関連会社を経営した経験があり、今回は、AIを利用して市政を刷新することを訴えている。具体的には、AIによる無駄を減らした予算編成、高齢者の移動手段などのためのAI自動走行の推進といった政策だ。

   ツイッター上では、AI市長候補といったフレーズを掲げ、ロボットのようなポスターを貼った奇抜な選挙カーの写真も投稿され、様々な意見が出ている。

「こういう時代が来たかw」「AIの方が無駄な議論しなさそうでいい」「国会議員もAI にしたほうがいいんじゃない?」「AIは怖い...。なぜそんなものに頼るんだ」「機械に人間が支配される時代が来たようだな」...

   ロボットのようなポスターは、市長選の掲示板にも貼り出されている。このポスターについて、多摩市選管事務局の担当者は10日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように説明した。

「住民登録されないAIは、立候補できない」

「ポスターは、本人の顔写真にしなくてもよいことになっています。どんなデザインにするかは、掲示板に載せる候補者の考えによると思います。選挙公報にも、公序良俗に反しない限り、掲載することができます」

   では、AIそのものは、選挙に出馬したりできるものなのか。この点について、多摩市選管では、こう取材に答えた。

「立候補には、戸籍謄本や住民票が必要で、住民登録されないAIは、立候補できません。自然人でないと、今の公選法では、市長になれないということです」

   松田道人さんは、AIではなく、本人の名前で届け出をしている。市選管でも、届け出には特に問題はなかったとした。投票のときは、本人の名前を書いてもらうことになると説明している。

   投票用紙に「AI市長」と書くとどうなるかについて、担当者は、「無効票になる可能性が高いと思います」と話している。

   今回の市長選には、松田さんのほかに、三選を目指す現職の阿部裕行さん(62)、新人の元会社員高橋俊彦さん(79)が立候補しており、三つ巴の戦いになっている。

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