2018年 6月 23日 (土)

W杯に16歳・久保建英の招集「考えていい」 苦悩するサッカー日本代表の救世主か

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   この男のロシア・ワールドカップ(W杯)代表選出はあるのか。16歳のJリーガー、FC東京のFW久保建英選手にサッカージャーナリストの中西哲生氏が注目した。

   久保選手がJリーグで見せたプレーに触れながら、「代表に、ということを考えていいんじゃないか」と候補にあげる。

  • 久保建英選手(JFA公式サイトから)
    久保建英選手(JFA公式サイトから)

西野新監督の前で「ものすごいチャンスを作った」

   バヒド・ハリルホジッチ氏の日本代表監督解任の議論が冷めやらぬ中、代わって就任した西野朗新監督は2018年4月14日、J1第8節・FC東京対セレッソ大阪戦を視察。新チームづくりに動いている。

   中西氏は2018年4月15日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)に出演し、この試合を解説した。C大阪のMF山口蛍選手、MF清武弘嗣選手、FW杉本健勇選手ら代表候補が多く出場する中、とりわけ注目したのはFC東京の久保選手だった。

   後半33分に途中出場すると、同39分に早速チャンスを演出。中西氏はVTRを見ながら、「彼が左サイドで素晴らしいプレーを見せて、ここで切り返してキックフェイントをひとつ入れて、グッと内側に入ってものすごいチャンスを作ったんです」とプレーを絶賛。

「本当にこういうプレーを見てても、もしかしたら代表に、ということを考えていいんじゃないかと。次の4年後を考えると」

と代表入りを提案した。

W杯に「サプライズ」はつきもの?

   直近の代表戦は3月下旬、マリ戦を1-1、ウクライナ戦を1-2という芳しくない結果で終えたベルギー遠征。中西氏は番組で、「ベルギー遠征に呼ばれなかった選手が何人もいるんですが、彼らも十分選ばれる可能性がある」と、手元のボードに候補選手を列挙。FW武藤嘉紀選手(マインツ)、MF香川真司選手(ドルトムント)らの名前をあげた。そのうえで、

「今出てきましたが、久保選手ですね。16歳で高校2年生ですが、本当に素晴らしいプレーをしています。W杯というと結構『サプライズ』をみなさん覚えていらっしゃると思います。23人を選ぶ時に、(06年ドイツ大会の)巻誠一郎選手とか、(02年日韓大会の)秋田豊選手とか、(10年南アフリカ大会の)川口能活選手とか。チームをまとめる意味では、中村憲剛選手はプレーが素晴らしいし、今でも代表で当然やれる。ベテランという意味でも」

と、久保選手と川崎フロンターレのMF中村憲剛選手を候補選手に加えた。

   久保選手はすでに、世界を舞台に輝かしい経歴を歩んでいる。11年、当時10歳で世界的名門バルセロナ(スペイン)の下部組織に入団すると、12~13年のシーズンで30試合74得点をマークして全世界を驚かせた。15年に日本に戻り、16年にはFC東京でJリーグ最年少出場と最年少ゴールを記録。17年5月の U-20(20歳以下)W杯には、当時15歳ながら飛び級で選出された。

   経験を積ませる意味も込めて、若手をW杯に呼ぶ例は珍しくない。日本でも古くは1998年フランス大会で、岡田武史監督(当時)が18歳の小野伸二選手を選出し、ジャマイカ戦で後半途中出場を果たしていた。

   西野監督は4月12日の就任会見で、「攻撃的な思考を求めて得点を生んでいく展開にしたい。できればオフェンシブを求めたい」と大方針を表明。久保選手はそのオプションとなり得るか。日本代表は5月14日に予備登録メンバー35人を決定し、5月30日の強化試合・ガーナ戦を挟んで、5月31日にW杯メンバー23人が決まる。

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