2019年 5月 27日 (月)

テレ朝記者、なぜ「文春砲」でなく「新潮」に訴えたのか? 元週刊誌編集長「いくつか忖度あったかも」

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   2018年4月12日発売の「週刊新潮」(4月19日号)に端を発した、財務省の福田淳一事務次官によるセクハラ疑惑。両者の見解は19日現在もなお、食い違ったままだが、ここで報道当初から存在する1つの疑問を検証する。

   なぜ、セクハラ被害を受けたテレビ朝日の女性記者は週刊新潮に駆け込んだのか。「文春砲」の言葉がすっかり定着した「週刊文春」でなかったのはなぜか。元週刊誌編集長に見解をたずねると、意外な答えが――。

  • 週刊新潮、週刊文春(2018年4月26日号)
    週刊新潮、週刊文春(2018年4月26日号)

「文春に渡せば後々...」

   テレビ朝日が2018年4月19日未明に発表したコメントによると、女性記者は約1年半前から取材目的で福田氏と1対1で会食し、繰り返しセクハラの被害を受け、身を守るために会話の録音を始めた。上司に報告すると、「(この件の)報道は難しい」と言われ、週刊新潮に連絡。録音の一部を提供した。

   録音のやり取りが明るみとなったのは、4月12日発売の同誌だ。19日発売の誌面でさらに詳細な会話の模様を報じた。福田氏はこれを受け、18日夜に辞任を発表。ただ、インターネット上の一部では、ある疑問の声も渦巻いていた。

   それはなぜ、記者は「週刊文春」でなく週刊新潮に録音を渡したのか――。文春の印刷証明付き部数は64.3万部で、週刊現代の46.2万部や、新潮の43.4万部をはるかにしのぐ(2017年10~12月期。日本雑誌協会の統計)。「文春砲」なる愛称で知られるように、週刊誌で最大の影響力を持つことは言うまでもない。

   この点について、「週刊現代」元編集長の元木昌彦氏は19日のJ-CASTニュースの取材に「あくまで推測の域を出ませんが」と前置きし、こう答える。

「テレビ朝日は、朝日新聞と同じ系列の会社です。文春と朝日は昔から対立関係にあり、『朝日叩き』は伝統のようなもの。文春、新潮のどちらに録音を提供するか考えたでしょうが、もし文春に渡せば後々、『どうして文春へ持って行ったのか』と言われかねない。1つの忖度があったのかもしれません」
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