2018年 5月 22日 (火)

女性は「泣いてごまかす、笑ってごまかす」 寺島実郎氏「甘えの構造」論が物議

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   女性は泣いてごまかす、笑ってごまかす、という部分がある――。

   多摩大学学長で評論家の寺島実郎氏が、2018年4月22日放送の情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)に出演。女性の社会進出をめぐる議論で冒頭のような持論を展開したことが、SNS上で物議を醸している。

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「男性中心社会だというのも事実だと思う。ただ...」

   番組恒例の企画「風を読む」ではこの日、セクハラ被害を告発する「#Me Too」運動を特集した。この約1か月で大相撲の「女人禁制」が社会的な議論を呼び、財務省の福田淳一事務次官のセクハラ問題が浮き彫りになったことを、VTRで紹介。女性の社会進出をめぐって、出演者で議論を交わした。

   「若いころは結構、飲み会に行くとチークダンスを強要されたり、後輩のキャスターは車の中で体を触られたり...」。橋谷能理子キャスターがそんな実体験を打ち明けたことを皮切りに、司会の関口宏さんは「まず女性の話を聞きましょう」と女性のコメンテーターから話を聞くことに。目加田説子・中央大教授は

   「日本はどこの部分でも女性の進出が遅れている。クオータ制などを導入して、できるだけ女性を半分に近づけていかないと、変わらないのではないか」

とコメント。フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは、財務省が福田次官のセクハラ問題で被害者に名乗り出るよう協力を呼びかけたことについて、

「(これをきっかけに)性被害を受けている女性たちが、訴えられない自分が悪いんだ、と責めてしまうかも。身を守るための録音は必要なことがあるし、責められるべきはあなたたちじゃない。これは、改めて届けるべきことだ」

と主張した。

   そんな中、関口さんは「男性陣はそれをどう聞いていらっしゃったか」と寺島氏に見解をたずねた。寺島氏は「女性に公正な機会を与えることは当然のことだと思うし、日本が男性中心社会だというのも事実だと思う」などとコメント。その上で「ただ」と続け、女性には「甘えの構造」があるとの持論を展開した。

「男性にもそんな人いますよ」「男社会の考え方」

「組織を率いマネジメントしている立場の人が、たぶん心の中で思っていることは、前向きに女性を活用したくても、残念なことに、何かリスクが起こったり、難しい問題にぶつかったときに、ひとつの傾向として、甘えの構造というかね、たとえば泣いてごまかす、笑ってごまかす、なんていうところがね、結局マネジメントやっている人間からしたら、やっぱりダメなんだよなと思うような事例にぶつかっちゃったりするんですよ。そこに悩みながらね、女性が力を出していくチャンスを作っていかなきゃいけないと思いながらやっているのが現状です」

   寺島氏がそこまで話し終えると、関口氏は「そうですか」と一言。他の男性コメンテーターも各々、持論を述べていた。

   女性は泣いてごまかす、笑ってごまかす、という部分がある――。寺島氏のそうした主張に、番組の視聴者からは疑問の声が相次ぐことに。ツイッターでは、

「男性にもそんな人いますよ。おじさん達の意識を変えるって並大抵ではないね」
「それ性じゃなくて個人の問題だろ」
「そういう頑迷な意識こそ、いま内省が求められているんじゃないでしょうか」
「それは、男社会の考え方で、いつの時代の話なのだ」

との反論が続出した。一方では、「当たってはいるが、セクハラの時に話すと誤解をうむ」「いっている内容はわかるが、問題を元にもどしている」との声も寄せられていた。

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