2018年 11月 14日 (水)

「レスキュー服の泥棒」「車は○○ナンバー」 豪雨被災地に広がるデマ、広島県警が注意喚起

印刷
富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   豪雨の被害に見舞われた広島県・岡山県などで、奇妙な情報が出回っている。「レスキュー服」姿の窃盗団が、浸水した住宅などを狙って「泥棒」を働いているというのだ。

   だが、この情報は出所が確かではない。広島県警は公式ツイッターで「デマ情報に気を付けて」と発信、注意を促した。

  • 拡散する怪しいツイート(画像はイメージです)
    拡散する怪しいツイート(画像はイメージです)
  • 広島県警からの注意喚起ツイート
    広島県警からの注意喚起ツイート

尾ひれつけながら拡散

   一連の噂は少なくとも8日午後ごろからツイッターなどで広がり始めた。その内容は、被災地に「レスキュー服」の泥棒が大量に出没中だというもので、乗っているという車の車種のほか、「大阪ナンバー」「倉敷ナンバー」「岡山ナンバー」の具体的な車両番号まで記載されている。

   出元としては「消防団から来た情報」などとうたわれ、出没する地域は「真備」、「広島」など、ツイートによって異同がある。情報は地元住民を中心に猛烈な勢いで拡散し、ツイート数の多い言葉を集計するYahoo!リアルタイム検索でも、一時「大阪ナンバー」などの言葉が上位にランクインした。

   だが、結論から言うと、この情報の信憑性は乏しい。広島県警の公式ツイッターは2018年7月9日、「犯罪情報官速報」として、以下のように伝えた。

「デマ情報に惑わされないで!
現在、SNSなどで『レスキュー隊のような服を着た窃盗グループが被災地に入っている』『犯人が乗っている車は○○で、ナンバーは○○○○』などといった情報が拡散されていますが、警察では、そのような事実は把握していません」

倉敷市でも「把握していない」

   ツイートの中で名指しされている真備町がある倉敷市の広報担当者も9日、

「SNSでそうした情報が発信されていることは確認しているが、具体的な被害があった、といった電話などは、こちらには来ていません」

とJ-CASTニュースの取材に回答した。

   そもそも情報の拡散を追うと、元々は「大阪ナンバーの車に気を付けて」程度のものだったのが、いつの間にか具体的な車種、さらに「レスキュー服」といった犯人の出で立ち、さらに「岡山ナンバー」や「倉敷ナンバー」も追加され、最終的には具体的な車両番号まで増えている。情報の出元も総じてあやふやである。

   思い起こされるのは、1980年代から存在する古典的な怪文書「当たり屋グループ」だ。「要注意ナンバー」として具体的な車両番号を掲載し、「このナンバーの車は当たり屋だから気を付けて」と呼びかけるものだが、いずれもデマとされている。

   広島県警の上記ツイートでは、被災地を狙った盗難被害には「十分に注意」するよう呼びかけた上で、

「デマ情報(フェイクニュース)の可能性が疑われる場合は情報の発信元を確認しましょう」
「不確定な情報をSNSなどで拡散させないでください」
「不確定な情報に惑わされることなく、冷静な行動に努めましょう」

と訴えている。

今すぐ無料会員に登録して、コメントを書き込もう!
転職
20代の転職で一番大事なこと プロが「能力」より「素直さ」と断言する理由

「未曽有の人手不足」と言われる昨今、活況が続く現在の転職市場では、20代の若手人材に対する需要も以前とは比べものにならないほどだ。とはいえ、転職を成功させるために十分な準備が必要であることは変わらない。

PR 2018/10/31

ad-kyouryoku-kaidan2.png
秋の夜長に「最恐怪談」はいかが?

この秋、「最恐怪談」が、さらにパワーアップして帰ってきました。赤羽の地に集まったのは、怪談界でも指折りの3人の語り部たち。今宵は、背筋も凍る、このお話からお聞かせしましょう......。

PR 2018/10/9

姉妹サイト
    loading...

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中